【#001】IoTを新しいと思っているとヤバイ。いまいち活用できない理由。

2019/08/2920:42583人が見ました


みなさんはじめまして

こんにちは、新きむら家のヒデです。

僕はIoTエバンジェリストとして様々な機器を実証実験する傍ら、
自社で団地を家事が完全自動のスマートハウスにリノベーションしたりしています。

Before After
  www.bento.ne.jp

そして妻がフルタイムで勤めているので兼業主夫でもあります。
そこで、家事育児を自動化して如何に効率よく働くか、
娘との時間を作るかを考えたわけです。

自社でリノベーションを始めたのは、自分が家事育児も両立できるような
スマートハウスを探したけど見つからなかったから。

現在は実際にリノベーションした部屋に住んでみて
どのくらい家事が自動化できているか検証中。

住んでみて1年半、掃除機も床拭きもアイロンがけも食器洗いも...
その他様々な家事をロボットに任せていますが、
とても快適に過ごせています。

そんなわけで、このルームはIoTとホームオートメーションが
大好きな主夫がお送りしていきます(笑)

 

さて、本題。


IoTを新しいと思っていたらヤバイ?

「IoTってようやく普及してきて、最近よく聞くからうちでも取り組まないとな...」
と思っているあなたはすでにヤバイかも?

なぜなら世界的にみてIoTはもう当たり前に家の中にあるようになっているから。
つまり世界的にはすでに「IoTが家にあって便利」は当たり前の状況にあるんです。

それがなぜか国内では浸透しない。売れない。

原因はリテラシーの違いにあります。

ここを押さえれば日本でも簡単にIoTが普及するはず!
では順に説明していきます。


日本人は現状に不満がないということを理解して欲しい

国内ではメーカー側がIoT機器を設置しただけの物件が
スマートハウスとして販売されています。

なぜか。

それは日本人の、

「家電リテラシー」が極端に低いからです。

日本の家電は独自の進化をしすぎており、結果日本人は現状に不満がない。
例えば間接照明主体の海外では照明がリモート操作できるだけでもメリットがありますが、
国内で考えればほとんどのシーリングライトはリモコン操作はおろか調光や色の変化まで実現しています。

この違いが日本でのIoT普及難の原因。

日本は恵まれているんですね。
(これも一種のガラパゴス現象と言えます。
 少なくともアメリカではシーリングライト、見たことありません)

こういった現状をわかっていると今後の販売サイドが国内でどのように
IoTを訴求すればいいかが見えてくるのではないでしょうか。


欧米と日本のリテラシーで何が違うのか?その理由は?

そんなわけで、ライフスタイルについて考える必要がない結果、
必然的にリテラシーが下がります。

だから訴求もユーザー主導でなく、販売側が先行で訴求も弱い。

海外では「ここが不便だな」という消費者のニーズに対して
「こんな製品はどう?」が出てきます。

しかし国内では、
「どうやら海外で流行っているらしい」という売る側の視点でそれらが輸入され、
「どうやら便利らしいですよ!だって外から照明がつけられるんです、防犯にもなります!」
くらいのゆるい訴求になってしまいます。

そもそも販売側もあまりよくわかっていないので、
とりあえず流行ってますよくらいの売り文句です。

これではユーザーも

「何が便利なの?」

となってしまいます。海外ユーザーの「これが欲しい」に対応して登場したものなんですからね。

だからまずは紹介する側がよく使ってみることが重要です。

「うちの会社でこのように使ってみましたが、
毎日活用できてこんなに便利になりました!」

くらいの訴求でないと、そもそも理解のない日本人には響かないということです。

 

「窓が開いているかアラームで知らせてくれます!」
便利でしょうか?

僕だったら「開けたままだった!」と不安になるだけで便利さを感じません。
それよりも自動で閉じて施錠してくれる窓枠や鍵の方が欲しいですね。

明かりについても海外に比べて比較的安全な日本において、
ユーザーに防犯性を訴求しても響かないでしょう。

こんな風に、海外と日本では住み方や不便を感じている点に
意外と差があることをまずは理解しなければなりません。


使ってみたけど便利だよ!を伝えよう

「IoTを新しいと思っているとヤバイ」と書きましたが、
新しいと思っている=使ってみて実感していないのがヤバイということです。

自分が実感していないものを受け売りだけで売り込むのは難しいもの。

「IoT使ってみたけどここが便利!」

と実感を伝えることを意識してIoTを自社のビジネスに活かしてほしいと思います。

そうすれば自ずと訴求ポイントがわかるし、
自社のラインナップとの組み合わせ方法も思いつくはず。

ユーザー目線でIoTの良さを伝えてくれる会社がどんどん増えて欲しいと願っています。

 

著者紹介
木村ヒデノリ

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