利益の出る照明設計とデザイン「窓辺」

2020/10/1416:57166人が見ました

 灯り計画の三原です。今回のテーマはタイトルにある通り「利益の出る」と、実践的な提案内容です。

 手法はいくつかありますが、ひとつは窓辺に付加価値を付けて販売の仕組みを設計することです。今回はカーテンを設置する付近を売ることで、利益を稼ぐ事を考えて行きたいと思います。

 

窓辺の空間イメージを売る

 王道はリビングの窓辺。契約前の提案段階で「どんなカーテン生地がお好みですか?」と聞いてみましょう。すると、「今ですか?その話……」と言うような施主の反応が返ってくると思います。当たり前の反応のように考えがちですが、そこで一歩踏み込んでみましょう。インテリアに興味がある方はその続きに期待しています。約8割以上の方がインテリアに興味を持つと言われますから、実は掴みとしてはまったく悪くないのです。

 ここから、売る側・買う側双方の利益に繋げる提案へと導きます。目的は「空間のイメージを先取りする」こと。売り手はあらかじめ予算の組み立てが可能。多少の営業駆け引きは生じますが、買い手はイメージを描き予算枠内での実現の約束を手に入れる。その手段として、カーテンを提案材料として使います。

 

 ポイントは「窓辺付近の空間演出」

 天井一面を大胆に光で照射したり、こだわったカーテン生地に光を当てた演出にしたりと、間接照明の役割は「明るさ感」を確保する重要な手法であるという事をしっかりと伝えます。

 

 

 このような提案をする建築会社はほぼありません。造作は内装大工の手間がかかる特別な仕様であること。少し贅沢な空間イメージを伝えながら工事内に含める事で、施主に安心感を与えます。そして、間接照明のあるリビングを手に入れる事が約束されるので、カーテン生地を選ぶ楽しみを手に入れる事が出来ます。

 

 

設計の標準化(パッケージ化)

 建築側としては、間接照明の施工に必要な設計図書を準備し、標準化することで、現場のストレスを軽減します。

 一度ルールを決めてしまえば後々応用に有効です。仕上りの良し悪しは施工設計で決まります。間接照明の器具の選定も標準化します。パッケージを作る事で原価計算もしやすくなります。これを基に売価に反映し、間接照明造作セットを売ることで利幅を増やす事ができます。

 是非、窓辺の演出を切り口に、間接照明の造作を空間演出の価値として販売してはいかがでしょうか。驚きと満足度アップを目指して。

 照明設計は空間の完成度の高さを左右する重要な仕事です。まずは「カーテン生地の好み」を切り口に、顧客の空間イメージを膨らませてみてください。

 

  照明計画を切り口に暮らしの提案の幅を広げてみませんか? インテリアを引き立てる照明術。豊かな暮らしには、照明の効果や演出が必須アイテム。

 こだわりの場所やちょっと自慢の場所のインテリアに灯りのスパイスを効かせた提案をしてみてはいかがでしょうか。

 

株式会社 灯り計画   メール infodesign-akari.com

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