設計事務所であり工務店であるCOMODO建築工房の代表をしています。
「この家のおかげで今の自分がある」
――建ててから30年が経過し、住まい手さんにそう言ってもらえる家を目指しています。
住まい手さんと建築家、職人さんは三位一体、ひとつのチームだというのが僕の信条です。
お互いの顔や人柄を知り、最高の家を作り上げようという想いを三者が共有してこそ、本当にいい家になります。そこにヒエラルキーなど必要ありません。家は建てて終わりではなく、むしろそこからが始まり。手をかけて家を育てていただきたいから、劣化していく新建材ではなく経年美化していく素材を使います。
つくり手の顔が見えるストーリーのある家は、愛着もより深くなるものではないでしょうか。