弊社は年間完工数25棟未満の工務店さん向けに、コンサルティングと販促ツール制作を行っています。
その中には「ホームページの作成」や「リニューアルの実施」も含まれていますが、ホームページを作れば作るほど
出来の良いホームページ
と
そこからの「契約」
は、まったくの別物だと痛感します。
今のホームページに必要なのはレスポンシブ対応だとか、キレイな写真が必要だとか、テキスト量を少なくした方がいいだとか、SNSとの連携が大事だとかいろいろ言われていますが、それらはすべて「無いよりは合った方が良い」程度のものです。
もし御社が、「本気」で「ホームページ」と「実際の契約」を結びつけたいのであれば、これらの【小手先のテクニック】は一度忘れてください。
その前にやるべきことがあります。
答えから先に言っておきます。
それは
「御社の等身大の姿」と
「ホームページに映る姿」を
同じにすることです。
■ホームページからの集客が「契約に結びつかない」工務店さんの特徴
まず、弊社が今までに出会った、「ホームページから来たお客さんが契約にならない」工務店さんの特徴を挙げてみます。
御社は当てはまっていませんか?
・ホームページに「お客様第一」と書いてあるのに、実際に会ってみるとお客さんの話を全然聞かない。
・現場を大切にしていますと書いてあるのに、現場が整理整頓されていない。
・職員教育に力を入れていますと書いているのに、大工さんが無愛想。
・アットホームな会社と書いてあるのに、電話の応対が悪い。
・デザインにこだわっていますと書いてあるのに、実際に建てている家は普通の家。店構えもスタッフの制服もいわゆる「普通の工務店」。
・地域密着と書いてあるのに、地元のために特別な活動もしていない。
・森林保護に力を入れていますと書いてあるのに、本気でそんなことは考えていない。
などなど・・・
改めて説明する必要もないとは思いますが
これらの共通項は、「ホームページ上で言ってること」と、実際に「やってること」が違うことです。
他人に見せている姿と本当の御社の姿に、ねじれができていることになります。
この「ねじれ」がある状態のホームページ見て、「素敵な家を建てる工務店ね」とか「考え方が素晴らしい工務店ね」と思ったお客さんが資料請求をしてくれて、その後見学会に来てくれたとします。
そこで出会う御社との間にどんな現象が起こるかというと・・・
・お客さんが感動したホームページの内容を、御社のスタッフがよく知らない
・ホームページ上で書かれているこだわりが、スタッフの口からまったく出てこない
・アツい想いを持っているのかと思いきや、出てくるセリフは営業トークばかり
・そもそも、ホームページ上の家づくりと、実際の「今」の家づくりが違う
などなど、目も当てられない惨劇が起こってしまいます。
(ちなみにすべて実際の工務店さんであったことです)
つまり
「契約を取るために」ホームページを作るなら
「実際の姿とかけ離れていては絶対にダメ」
ということです。
もっと言えば
会社の本来の姿に魅力がないのであれば
ホームページを作り替えても無駄
とも言えてしまいます・・・
でも
「ウチみたいな至って普通の工務店は、そもそも魅力がないからどうしようもない・・・」
とは思わないでください。
どんな工務店さんにも「キラリと光る魅力」は“必ず”あります。
そしてそれに本人たちが「気づいていない」ケースがほとんどなのです。
要は
御社にしか無い魅力に早く気づき
その魅力を伝えるホームページを作れば
なんにも問題はないのです。
次回からは、そんな「御社にしか無い魅力の見つけ方」と「その魅力の効果的な伝え方」について、順を追って解説していきます。