家づくりの仕事をしているけれど…自宅は片付いていない方へ

2022/06/0312:40128人が見ました

こんにちは、住宅収納スペシャリストの川島マリです。

私は片付けに困っているお客様宅へ伺い、家中のモノの整理を一緒に行いながら、収納の見直しをしていく仕事をしています。

初めて会う人が寝室やリビングの引き出しを次々と開けて中に入っているモノを出していくのですから、お客様は相当な覚悟でご依頼くださいます。
なので、ご希望が叶うよう全力でサポートさせていただいてます。

収納に悩まれている方へのコンサルティングとプライベートな部分を見てきた経験から、チカラボでは片付けと収納の専門家として「片付けやすい収納提案」について記事を書いてます。

でも、この記事を読まれているみなさんの中に、常々自宅を片付けたいと思われている方もいるのではないでしょうか。

この質問のなかに思い当たることがあるなら、
自宅の問題解決のためにできることを実践してみましょう。

1.いつも片付いてないモノや場所がある。

2.探しモノや仕舞い忘れがある

3.片付けは面倒と思う

 

1.いつも片付いてないモノや場所ある。

 

薬、文房具、書類、本、洋服、子供のオモチャ、

お客様宅で、よく見かける片付かないモノたちです。

 

片付かなくて部屋に出たままなのは日常的によく使うモノで、キレイに収納されているのは何年も使っていないモノ。

笑い話しのようですが、よくある部屋の風景です。
クローゼットの中は何年も着ていない洋服で一杯になると、いま着ている洋服を椅子の上やドアに掛けていきます。
さらにそのままの状態が続くと、地層のように使わないモノの上によく使うモノが重なっていますので
自動的に使用頻度順になっています。

「キレイに収まっているモノは、何年も使っていない今の生活に必要ないモノなのかもしれない」と改めて見直してください。

片付けようと思うと収納に入らないモノから見直していきがちですが、そこには処分するモノが少ないです。

まずは収まっているモノを全て出す。

そして整理して、収納スペースに余裕を持って収まる量に調整しましょう。

片付けようと思って収納用品を購入するのは、一瞬スッキリしてもすぐに散らかります。

なんど片付けてもすぐに散らかる方は、

収まっているモノを見直しましょう。

 

2.探しモノや仕舞い忘れがある

 

探しモノには、何処に置いたのか全く記憶に無い場合と、

「確かこのあたりに置いたはず…」

と探す場合があります。

忙しいと覚えていられなくなるので、

思いつきでその都度バラバラに仕舞っていると探すのは大変です。

 

グループや種類など自分でルールを決めた置き場所をつくります。

普段は持っていることを忘れていても、そこに行けばちゃんと置いてある。

そのルールを崩さないように生活すれば、捜し物の無い生活が続きます。

また、家族で共有して使うモノは、戻し場所があやふやだと無くなりがちのため分かりやすく情報共有できるといいですね。

例えば、一目で見つけられるような収納の工夫。
収納用品を透明にする。
内容が詳しく書かれたラベルをつけるなどひと手間かけると、迷うこと無く戻せて便利です。

 

3.片付けは面倒と思う

 

片付けとは、決まった置き場所へ戻すことを言います。

洋服を買った時についてくるボタン、旅行でもらった携帯歯ブラシ、

家の中へ持ち込んで取っておきたいと思うモノ全てに置き場所を決めてあげます。

その仕組が出来ていないと、毎回何処へ入れようと考えなくてはいけないことが面倒に思える原因のひとつ。

もうひとつ、片付けを面倒に思う理由は、
収納場所が不便でイラッとした経験があるのかもしれません。

・別の部屋まで戻しにいく

・蓋を開ける。扉を開ける。引き出しを開ける。そして閉める。

・引き出しが、スムーズに開かない。

・クローゼットにギューギューに洋服が入っている

・本を一冊取ると、崩れてくる本棚の本

面倒なイメージがあるなら、その収納を見直す。

整理のやり方やモノを減らさなくちゃいけないことはわかってるけど、
処分する決心がつかない方は…
どうして手放せないのか、その理由も考えていきます。

片付けは、身体だけじゃなくて自分の気持ちに聞いていくことも大切。

プライベートで片付けへの憂鬱な気持ちが無くなると
収納を提案するために必要なヒアリング情報が分かります。

そして何より
片付いている家に住んでいることが、収納提案の自信になるのではないでしょうか。

 

 

 

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