ダイニング照明の 「イ・ロ・ハ」②
どんなひかりを選べば良いかを知っていますか?
皆さんは毎日の食事を楽しんでますか?
今回は、食事を美味しく戴く「コツ」のひとつとしてひかりの色に注目します。ひかりの色の単位は「ケルビン(K)」色温度と表現します。一般的には電球色と白色に分けられますが、中間色の温白色も最近では電球売り場で見かけるようになりました。
食事に適した色温度は「電球色」と言われてますが、
あなたの家の食テーブルのひかりの色は、電球色ですか? それとも白色ですか?
色の好みは個人的な好き嫌いもありますから強制するものではないと私は考えます。あえて言うならば、暗めの食卓が好きな方は電球色。明るめの食卓が好きならばどちらでも良し。です。
色より優先する項目があります。それは、
第一に「演色性」
演色性とは光源から出てくる光が持つ波長ごとの成分の割合によって変化します。光色は空間の印象に影響を与えますし、演色性は物の色の見えかたに影響を与えるため、快適な食卓環境を実現するためには、照度のレベルや明るさの分布だけでなく、光色や演色性を十分に考慮する必要があります。
第二に「ひかりの直進性」
ひかりの直進性とは影がしっかりと出るか出ないかです。蛍光灯は光りが拡散するためしっかりとした影は出ません。食卓照明がシーリング照明ではなおさらです。
影の役割は食材に「立体感」を出す事です。
食品スーパーでは、食材を美味しそうに見える工夫が随所に散らばってます。特に野菜、鮮魚売り場の照明は色温度、ひかりの強さ、ひかりの方向、影の出かた、演色性、きらめき、誘導性等多方面からひかりを考えます。商品の並べ方やレイアウトも大事ですがひかりに拘るお店は沢山あります。
食卓照明も食材が美味しく見えるひかりの色と反射が得られるひかりの直進性を考えると驚くほど食卓を華やかに彩ることが出来ます。そこに、調光スイッチで明るさを変えられるひと工夫があれば、完璧です。
食べる事が好きな方には誰でも当てはまる食卓ネタです。皆さんも、食卓ネタで、食卓の話しに花を咲かせてみてはいかがでしょうか。
詳細照明設計は、
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