ダイニング照明の 「イ・ロ・ハ」③
調光スイッチは必須アイテムということを知っていますか?
皆さんは、照明の打ち合わせの中で「ここは調光式にしませんか?」と提案したことはありますか? 特にダイニングテーブルの照明は「調光スイッチは必須」と考えてます。
何故か。
それは、食卓テーブルの明るさを変化することで、暮らしの満足度が飛躍的に上がるから。です。
例えば、
お誕生会。
小さなお子様がいる家庭でお誕生日にケーキを買ってロウソクを立てて吹き消すシーン。
ロウソクに火を灯し、全部吹き消したらすぐに電気をつける。余韻に浸るのはほんの一瞬だけ。調光スイッチがあれば、ロウソクを消した後も暗くならない明るさに調整することが出来ます。
友人との食事会
大切なゲストを呼んで食事をする時、食事の進行に合わせて明るさを変える事でゲストに気づかれないで心地よさを演出することが出来ます。お腹が満たされ、まったりとした時間になる頃に明るさを少し下げる。明るさを少し下げるだけで、落ち着いた雰囲気を演出出来ます。ここは奥さんの腕の見せ所。テーブルキャンドルを灯す演出も効果が倍増します。
仕事で夜遅く帰宅したお父さん
そんな時は、我が家がビストロに変身。照度をぐっと落とし、おつまみとお酒。明るい必要は全くなくて良いんです。むしろ暗い方が睡眠に向けてシームレスに誘導する効果もある。しっかり休んで、また元気に行ってらっしゃい。
調光スイッチを設置する時に注意することは一つだけ。
調光対応の光源を選ぶこと。
白熱電球はOK。蛍光灯はNG。LED照明は調光の可・不可の表示が必ず明記してあります。ここをチェックすることです。
そして、食卓照明選びで最も大切な事は、「演色性」前回のコラム、ダイニング照明の「イロハ」②を参照にして演色性と調光スイッチの組み合わせを考え、最高の食卓照明の提案につなげて頂ければ幸いです。
光の「質」を考えることで、食卓が予想以上に彩ります。毎日集まる場所だからこそ、皆が食事を楽しむ場所だからこそ食卓照明のコントロールスイッチは重要な役割を担う仕事をしてくれます。
詳細照明設計は、
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