みなさん、こんにちは。
LoIRO.の鈴木あゆみです。( https://www.loiro.jp )
建築『色』知識。
本日は「トレンド2023@インテリア国際見本市」と題して
シェアしていきたいと思います!
6月14日(水)〜16日(金)、東京ビッグサイトにて
「インテリアライフスタイル東京」という、
インテリアデザイン市場のための国際見本市が開催されています。
( https://interiorlifestyle-tokyo.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja.html )
衣・色・住の全てが揃う、ということで
生活を彩るさまざまなもの、家具・照明・プロダクト・ベビー用品・雑貨・ジュエリー等
今回、会場のコーナーに「Japan Style」があった事もあり、
日本の伝統を感じるものも多く見られました。
見本市のハイライトとして
「エシカル」(=「倫理的」。皆が正しい・公平だと感じる消費行動、のような意。)
掲げられていましたが、全体を見ていて感じたのは
「原点回帰」「手仕事」「JAPAN×新デザイン」
「アップサイクル(使われなくなったものを再活用しさらに価値を高めること)」
「ぬくもり」でした。
「リリカラ」さんのブースでは、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)との
初のコラボレーションを展示していました。
人気のウィリアム・モリスの壁紙やカーテン類。
ウィリアム・モリスといえば、アーツアンドクラフツ運動。
手仕事に帰り、生活と芸術を一致させようという運動でした。
展示は、一番人気の柄である、Strawberry Thief(いちご泥棒)をメインでした。
いちご泥棒の柄も、派手というより、色みは濃いもので抑えられているので、
コーディネートは実はそこまで難しくありません。
ベースの壁や家具等の木の色によって雰囲気を変えることもできると思います。
「TIME&STYLE」さんでは、
4月に開催されたミラノデザインウィークで発表されたプロダクトが展示されていました。
やはり、和を感じる展示でした。
今年のミラノデザインウィークにおける、若手登竜門の「サローネサテリテアワード」では
「TATAMI ReFAB PROJECT」という、
廃棄される「畳」を再生させ新たに3Dプリンターで家具を成形したプロジェクトが
グランプリを得たとのことなのですが、
元々、日本文化はミラノではいつも注目されているものの、
より一層注目を浴び、
伝統を最新技術で未来へと繋ぐという事にさらなる期待が寄せられていることを感じます。
これから益々、最新技術を使いながらも
住空間を彩る様々なものに関しては、より手仕事やぬくもりを感じるものに惹かれる傾向が
大きくなるかもしれません。
ということで、
本日は「トレンド2023@インテリア国際見本市」と題して
シェアさせていただきました!
LoIRO.鈴木あゆみでした。