みなさん、こんにちは。
LoIRO.鈴木あゆみです。
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建築『色』知識。
本日は「ブーム!レトロな住空間カラーコーディネート」をシェアしていきたいと思います!
昨今ブームの「レトロ」。
特に昭和レトロが平成・令和世代にささっているようです。
「レトロ」とは、回顧的、懐古趣味、のこと。
私は昭和生まれなので、昭和のモノや音楽は懐かしい、、のですが、、
平成・令和世代には新しくて温かみのあるお洒落な雰囲気に感じるようです。
SNSでも昭和の音楽がまた注目されていたりしますよね。
(今年30歳の方は平成5年生まれ。時の流れって凄まじいですね。。。)
ということで、
今回はそんな「レトロ」な空間のカラーを見ていきつつ、
2023年のインテリアトレンドとつながる点を挙げてみたいと思います。
主に私が訪れた街や喫茶店等をピックアップしてみました。
こちらは、米子を訪れた時に見つけた昭和がテーマの喫茶店。
インテリアはこのような雰囲気でした。
カラーを抽出するとこのようになります。
周辺のレトロな街並み。
次は、尾道のレトロな商店街です。
カラー抽出もしてある写真を載せますと・・・
このような色合いになっています。
単純化していくと
「レトロ」の空間のカラーコーディネートでは
ベースは真っ白というよりはベージュ。
サブカラー(もう一つのベース)には木のブラウン。
アクセントとしてターコイズグリーン、オレンジ系(赤茶等)。
が見えてきます。
スッキリとした洗練さも求めるのであれば、
ベースのベージュを淡めにしてサブの木の色を濃くすることでモノトーンに近くなるので
洗練されていきますし、
ベースのベージュの黄みを濃くして、木の色を暖かくすることで、
キッチュでポップな雰囲気にも仕上げられます。
こちらは大正浪漫風というご依頼を受けた飲食店の内装なのですが、
あまりキッチュにはしたくないというご要望がありましたので、
木の色はだいぶダークにしつつも、飲食店ということで映えるようにカラーも使いました。
2023年のトレンドは、これまでのアッシュ、グレー系から
茶色い木の暖かさや壁に鮮やかな色を使っていこうという傾向が見られています。
そして直線よりも曲線。
鮮やかさと暖かさにポイントが置かれていることから、
このレトロブームともつながる点があると感じています。
住空間というと、飽きのこない無難な空間に安心してしまいがちですが、
こういった「レトロ」を取り入れてみても面白いですよね。
ということで、本日は
ブーム!!レトロな住空間カラーコーディネート」をシェアさせていただきました。
以上、
LoIRO.鈴木あゆみでした。