歓喜の「賃貸リノベ」その3 ■続・家づくりの玉手箱

2024/04/1416:06175人が見ました

姉妹別居の時

 

 

それぞれ仕事にも慣れ、娘たちもいっそう忙しくなってきました。ふたりは、お休みも勤務時間帯もぜんぜん違う職種でしたし、それなりには稼げるようになって別々に生活拠点を持つことに。自転車による早朝出勤である妹が元の部屋に残り、電車で朝ゆっくりの姉が新たな部屋を借りることになりました。

 

そこで、またもやお父さんの出番になりました。あたらしい部屋に引っ越す姉から「日当払うからお願い」とのオファーがきたのです。お父さんの出張大工工事による「カスタム賃貸」の生活に慣れている娘たちは「賃貸の部屋にそのまま住む」という前提はもうないのでした。

 

送られてきたスクショはメゾネット物件でした。駅からは遠くなりますが、必然的に食寝分離ができる間取りです。美容師という仕事柄、膨大に増えていた洋服が収まりません。部屋に出しておくと「ご飯をつくると匂いがついてしまったりする!」という問題も抱えていたのでした。

 

今度の部屋は1階が玄関・寝室、その下の地階がLDK+風呂・トイレという構成です。変わったパターンですが、洋服問題のニーズに合うチョイスではあります。

 

 

↑階段まで「女子向けカラー」のメゾネット物件(LDKは地下になっているようです)

 

 

BEFORE 1階 窓は東側のみ(お向かいの賃貸マンションの壁がそそり立っています)

 

 

↑お仕事柄、洋服がすごく増えていましたので、これを使うことにしました

 

 

AFTER 1階 寝室内に衣類収納をつくる案です(言い換えると、広いクローゼットの中に寝る案です)

 

 

AFTER 1階 IKEAの売り場のようになりました(等間隔の角材にユニットの支柱をビス止めしてあります)

 

AFTER 1階 鳥居状に角材を組んでありますが、現状復帰を考慮して壁には固定していません

 

 

AFTER 1階 ワイヤーで引っ張って補強(洋服を掛けたりしても大丈夫です)

 

 

AFTER 1階 引越してくると、すぐさま洋服で満杯になりました(足りなかったみたいです)

 

 

 

東京の「ホームセンター事情」

 

 

もう何回も出張大工さんをやっていますので、ホームセンターも行きつけのお店ができました。東京にも大小様々なホームセンターがありますが、お気に入りは豊洲のスーパービバホームです。何しろ①大判の板もの集成材の品揃えが抜群②材料をカットしてくれる工房の機動力③都内軽トラ貸出しサービス 、といった点が出張大工にはとっても助かるのです。

 

最初は「東京だし材料関係はたいしてないかもな」と、たかをくくっていました。しかし、4メートルを超える長さの幅広集成材の板が普通に置いてあるのには、たまげました。思っていたのとは全く逆で、鹿児島よりずっと本格的です。また、木材加工(カット)のおじさんがテキパキとフル稼働、すごい機動力を発揮しているのです。丸ノコの歯もそこそこ切れています。大きな材料を選んでカット依頼している面々にはDIY女子も多く、地元鹿児島とは違った空気感が漂っています。

 

大判の材料から必要サイズをカットしてもらうと、材料ロスが少なくコスパが良くなります。東京では残材を捨てるのもひと苦労ですから、現地調達の際には本当助かります。朝一6:30に入店、材料を選んでカット図面を渡して加工を頼んでおいて、IKEAや家電量販店をまわって夕方にカット済み材料を回収、その日のうちに現場に入れて、翌日工事開始というのがいつものパターンになりました。

 

 

↑お父さん御用達の豊洲のホームセンター(朝からにぎわっています)

 

 

↑大判の板もの集成材の品揃えが抜群です!

 

 

↑長さや幅・厚みの種類がいろいろ選べるのが嬉しいのです

 

 

↑極め付けの「特大サイズ」(ロスが少なくなるのでありがたいのです)

 

 

 

家賃が高くても行き届かない「賃貸マンション」

 

 

今度の部屋は駅から遠いと言っても徒歩圏ですし、最初に借りたワンルームよりはずっと家賃は高いです。部屋の広さも倍くらいありますが、よく見ると広いだけで生活上は大して整っていないのはすぐに分かります。いつも言っております「ちゃんとご飯をつくって食べる」とか「お友達が来た時にお風呂入るの恥ずかしい」とか諸々が、そもそも成り立っていないのです。

 

なんでもワンルーム化して広く見えるように写真を写して「デザイナーズ物件」とか意味不明な形容をしているのが不動産業界です。借りる側が相当鍛えておかないと、まともに暮らせないのが現実の姿です。「そういう私も若い頃は他のことでうかれていて、全然そういうことは気づかなかったのを思い出しますが。。。

 

とは言いつつも、お父さんはメゾネットということもあってワクワクしてしまい、頼まれた以上にがんばってしまうのでした。

 

 

↑工事中 階段室の空間がもったいないので「空中本棚カウンター」を設置

 

 

AFTER 酔っ払って階段を登ると右肩をぶつける危険性ありです(こちらも壁にはビス止めしていません)

 

 

BEFORE 地階の西向き方向(中央ドアがトイレ、右側奥がお風呂です)

 

 

BEFORE 地階 ここは通常、冷蔵庫、食器棚と来るパターンでしょうか

 

 

AFTER 地階「やっぱり調理スペースが足りない!」と拡張工事中

 

 

BEFORE 地階東向き方向(ドアを開けるとドライエリアに出ていけるようになっています)

 

 

↑ 地階ドライエリア お隣とは超簡易な仕切り(洗濯物を干すには緊張感のある距離感です)

 

 

↑ 地階 洗濯物干し場として型ガラス仕様になっています(お父さんとしては緑いっぱいの庭を設えて透明ガラスにしたいところです)

 

 

BEFORE 地階 この物件のいちばんの問題はやはり、お風呂も脱衣も丸見えであることでした

 

 

BEFORE 地階 階段はオールスチール製です(ここは緑色で救われました)

 

 

↑工事中 地階 「手づくりキッチン収納」製作中

 

 

↑工事中 地階 階段からの丸見え部分に布で目かくしをすることに

 

 

↑工事中 地階 レンジスペースは奥行きが必要なので、一部階段下を利用。ほどよい高さにタオル収納ボックスを設置

 

 

↑工事中 地階 タオル収納ボックスの下は脱衣カウンター(カウンター下にランドリーバッグをおきます)

 

 

↑工事中 地階 こういう構造になっています

 

 

↑工事中 地階 お風呂の中から見たところ(①出入り口にカーテン、②手づくり収納にものが入って、③階段に目かくし布がくれば完璧です)

 

 

AFTER 地階 ちゃんとレンジも収まってご飯のつくれる体制が整いました!

 

 

AFTER 地階 階段を登るときの丸見え状態も解消、お友達のお泊まりも万全になりました!

 

かくして、3軒目となった賃貸リノベーションもなんとか完成しました。物件は広くなっていきますが時間は2泊3日しかなかったので、完成の写真すらほとんどありません(汗)まあ、住む人が健康的に喜んで生活できればそれでいいのです。

 

 

 

メゾネット物件で言っても「ご飯はつくれない、洋服はしまえない、脱衣スペースもない!」ちょっとぜいたくな「独房のような部屋」。娘の生活価値を確保すべく、お父さんはまたもや奮起したのです。

  

 

 

最新のコラムを見る 

 

 

 

一覧へ戻る