「色」は目を閉じている状態ではわからない。マルかバツか??

2018/11/1922:541397人が見ました

みなさま、こんにちは。

LoIRO.(ロイロ) の鈴木あゆみです。

https://www.loiro.jp 

 

本日より、

住宅『色』知識!と題して、

住宅プランニングやコーディネートに役立つ『色』知識について

みなさんにシェアしていきたいと思います。

 

よろしくお願いいたします。

 

私の自己紹介は後にして、、、

早速はじめましょう。

 

 

最初に、色についてみなさんに質問です。

 

「色」は目を閉じている状態ではわからない。マルかバツか??

 

 

答えは・・・・・

 

目を閉じていたら、暗くて色も何も見えない。だから答えはマル、

 

というのは間違いで、

正解は、バツです。

 

 

「色」は目を開けていないと見えない、と思ってしまいがち。

 

ですが・・・

 

実は「色」は目が見えていない状態でも見えています。

正確に言うと、感じることができます。

 

 

赤い部屋、青い部屋、の実験が有名なのですが、

 

まず、温度も湿度も快適にした「赤い部屋」と「青い部屋」をつくります。

そこに目隠しをした人が一人ずつ、部屋の中の椅子に15分間座るというもの。

 

 

結果、

「赤い部屋」は人の交感神経に作用し、血圧の上昇や筋肉緊張の増大等がみられました。

つまり、赤い部屋にいると、人は開放的・興奮した状態になったのです。

 

一方、

「青い部屋」は人の副交換神経に作用し、血圧を下げ、筋肉緊張も減少がみられました。

つまり、青い部屋にいると、集中力が高まりリラックスした状態になったのです。

 

 

ということは

私たちは目が見えていない状態でも「色」をきちんと感じているのです。

 

 

人が色を認識するのには、

目の網膜にあるオプシンというタンパク質が色を感じて脳に伝えるということがわかっていますが、

人の表皮にもこのオプシンあることがわかったのです。

なので、皮膚でも色を感じることができるということなのです。

 

 

つまり、私たちが色に興味があろうとなかろうと、

体は、常に「色」の影響を受けて生活しているんです。

 

このように、

色の心理的・生理的効果を知っていると、

住宅の色決めに関して、色は好みだから“お客様の好み”だけで決めれば良い、

というわけでもなく、

プロの目線できちんとアドバイスすることが大事になってきます。

 

建築『色』知識、

身につけておけば必ず役立ちます!

 

 

さて、こんな話をしている私は何者かというと、、

主に建築・住宅の内外装のコーディネート・スタイリングの仕事をしています。

特にカラーを得意としています。

 

また、現在は

一般社団法人全国ハウジングマイスター協会主催の

『ハウジングスタイリスト認定講座』の認定講師も務めています。

 

この認定講座は、

私たち、住宅の内外装をご提案するために必要な    
「コーディネート力」「コミュニケーション力」の両面から

ポイントを絞って学ぶことができる講座になっており、

座学だけでなく、   

*きちんとポジショニングをとり、接客を円滑に進めるためのワーク   
*実際の壁紙を使用した5つのインテリアスタイルを学べるワーク   
等、実践的に身につけられる内容となっています。  

 

また、受講後には『ハウジングスタイリスト2級』の認定証を得ることができ、

現在全国各地、約300名の方が既に受講されています。

 

ご興味のある方はぜひ下記URLより内容をチェックしてみてください!

https://www.housing-m.net/certification/housingstylist/

 

▼ハウジングスタイリスト 2級名古屋開催ページ

https://www.housing-m.net/courses/476/

 

 

では、また次回もさらに役立つ建築『色』知識をお伝えします!

LoIRO.(ロイロ)鈴木あゆみでした。

https://www.loiro.jp 

 

 

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