インスタグラム、ピンタレスト、LINE。最初は頑張るのに、そのうち多くの工務店が陥る停滞期。
最初は考えて投稿する→しばらくは楽しく投稿する→社内で評価されなくなりマンネリ化する→投稿が目的になる→投稿しなくなる。
要因の多くは「成果がはっきりしないので評価されず、モチベーションが続かない」こと。
最大の目的「問い合わせを獲得する」ために、一体何を目標に運営すれば良いのでしょう。フォロワー数や投稿数ではない、意外と知らないホームページに関する他社の数字をご紹介します。
ぜひ自社の数字と見比べてご覧ください。(Googleアナリティクス2019年10月の数字です)
事例1:問い合わせ29件/月 のA社の場合
ホームページに来たセッション数は4,070で、そのうち29件が問い合わせをしました。
4,070人中29人が問い合わせをしているので、問い合わせをする率(問い合わせ数÷セッション数(CV率))は0.71%でした。※この数字は重要ですのでぜひ自社の数字をご確認ください。
4,070人がやって来たきっかけは、SNSが1,472で全体の36%。
SNSでは、ピンタレストが441、LINEが434、インスタが315と、どのSNSも満遍なくきています。
A社は2019年からLINE運用に注力しており、10月はLINEが最も多く問い合わせを獲得しました。
事例2:問い合わせ42件/月 のB社の場合
セッション数は8,645で、うち42件問い合わせしているので、問い合わせ率は0.49%でした。
8,645人のきっかけは、SNSが全体の54%。
SNSでは、ピンタレストが最も多く3,900人。サイトに来た数はピンタレストが断トツでしたが、問い合わせが多かったのはインスタグラムで、14人の問い合わせを獲得しました。
B社はインスタでかなり成功しておられますが、なかでも複数アカウントの使い分けが効果を出しています。
事例よりもセッション数が少なかった場合
さて、あなたの会社の数字はどうでしょう?
インスタからホームページにきたセッション数は、315、738でしたが、例えば御社のインスタからのセッション数が100以下だった場合、インスタからホームページへの集客が少なすぎると言えます。もっと人を呼び込むために、
・インスタのプロフィール画面をホームページに行きたなるものに変更する
・投稿からプロフィール画面への誘導を強化する
などが改善策として挙がります。
セッション数はOK、でも問い合わせが少ない場合
見込み客をインスタからホームページに誘導できているので、インスタの運営は上手くできているでしょう。でも問い合わせにつながっていなければ、来た人が問い合わせしたくなる仕掛けが不足しています。
この場合は、ホームページの見直しが必要です。
参考:インスタフォロワーが多くても問い合わせがとれない、その原因
数字がわかれば評価ができ、次の策が生まれます
これらの数字はGoogleアナリティクスから抽出しています。(Googleが提供する無料のホームページアクセス解析ツール)
自社が満足のいく問い合わせを獲得できていれば、こんな数字が見れなくてもかまいません。
でも、
・どれだけの見込み客がホームページに来ているか
・SNSは問い合わせにつながっているか
という「自社の数字」と「成功している他社の数字」を知っていれば、
・自社で上手くいっているところ
・今出来ていないところ
・もっと頑張るべきところ
を知ることができます。それが評価やモチベーションの向上につながり、具体的な次の行動が生まれます。
「数字が見れない」「レポートを見ている」は過去のやり方
御社のGoogleアナリティクスで、コンバージョンやSNSの数が表示されなければ、設定が不十分で正しく機能していない状態です。
機能していなければ他社の成功事例と比較することができません。管理している人(多くは制作会社)に正しい設定を依頼してください。
また、月1のレポートで確認している場合、レポートの形式が1年も2年も同じだとすると危険信号です。見るべき数字や見れる数字は進化しています。過去のポイントだけを確認していては、新時代の戦いに出遅れてしまいます。
評価やモチベーションを上げ、具体策への行動を生むために、自社を正しく知れる環境をしっかりと整える。つまづいたときや続かないときは、この数字を確認してください。
その上で、成功会社を参考にした目指す指標を手に入れてください。
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