『幸運なタケノコ、残念なタケノコ』                                 ■続・家づくりの玉手箱

2021/10/2400:00572人が見ました

 

住み始めた頃、お風呂の前にある坪庭に竹が4本ほど植えてありました。

 

19年経った現在では当時の竹は枯れてしまって1本も残ってはいませんが、その後も綿々とその子孫たちがたくましく成長しています。最近のメンバーを紹介します。

 

 

お風呂前の幸運なヤツ。まずは1階の様子から

 

 

お風呂のまん前、微妙な場所ですが伸ばしてみることに。

 

 

お風呂のまん前、4日後です。

 

 

お風呂のまん前、12日後です。

 

 

お風呂のまん前、17日後。綺麗な青竹です。

 

 

 

お風呂前の幸運なヤツ。つぎは2階からの様子

 

 

お風呂のまん前、8日後2階バルコニーから。

 

 

お風呂のまん前、10日後2階室内から。

 

 

お風呂のまん前、15日後2階室内から。

 

 

お風呂のまん前、2階にあたらしい緑が加わります。

 

 

小さな庭のスペースには限りがあり、他の庭木もそれぞれ大きくなっているので伸ばせる場所はかなりピンポイントになっています。そういった事情で竹が伸びてほしい場所とそうでない場所がある訳ですが、出てくる場所はタケノコ次第です。

 

毎年春になると、もこもこと地面からタケノコが顔を出してくるのですが、その成長スピードは驚くほど速いので、この時期は毎日の観察が必要です。(それがまた春の楽しみでもあります)

 

まずは1階のお風呂窓から庭の地面を観察し、もっこり出てきたタケノコを発見。いい場所なら放置して伸ばしますが、そうでない場所なら早々に収穫して春の味覚として楽しむのが慣例です。

 

そのつもりで、メガネをかけて目を皿にして風呂から見ているのですが、意外と馴染んだ色で生えてくるので発見が遅れてしまうこともあります。

 

 

デッキ下に出てきてしまった残念なヤツ

 

 

なんだかデッキの板が持ち上がってきたと思いきや。

 

 

デッキ下からお出ましだったのでした。(それにしてもすごい力です!)

 

 

切ってみたら後ろにもう一本いました!残念!(自宅最古18年もののデッキもかなりヤバイ💦

 

 

花台にはさまってしまった残念なヤツ

 

 

家の中から見えない死角にこんヤツが!

 

 

なんと2階の窓にある通称花台と外壁のスキマに!

 

 

花台に引っかかってしまって、こんなクネクネ姿に。

 

 

ああーこんなになって。(それでも枯れたりはしないのです)

 

このガッツ、見習いたいですよねー。

感心なこいつは切らないことにしました。

 

 

それにしても、どうして新築の家のほとんどは庭がないのでしょう?「予算がない」「管理が面倒」「虫がこわい」など様々な理由が述べられますが、本当のところはその恩恵を知らないからではないかと思います。一般に「シロウト」である「すまい手」がそれを知らないことは当然かもしれませんが、「クロウト」であるはずの「つくり手」が知らないことが決定的な原因かもしれません。

 

 一般に家の中からは楽しめず、道路からのみ見ることができるような『人のための庭』あるいは『見栄のための庭』は徐々に大切にされなくなる傾向があります。しかし、常に家の中から楽しめて毎年毎年季節毎に大切な『何か』をプレゼントしてくれる庭であればどうせしょう。私の知るかぎり、かなりの確率で「生涯の友人」の如く大切にされています。

 

せっかく自ら所有する土地に自らが暮らす家を建てるのであれば、最大限「庭」のセットで環境構築を提案したいものです。外部の提案をスルーすることは、居心地のいい住まいを実現する上で最初から大きなハンディを背負うようなものです。(なのにどうして?みんなスルーしてしまうのでしょう?)

 

そろそろ新築して20年近くになる自宅の庭の竹には幸運なのも残念なのもいます。その年その年で残したり切ったりしているのですが、ヤツらの生命力のおかげで毎年どこかが変化しながら青々と美しい光が家の中に満ちています。

 

 

社長の会社では将来を見据えた外部提案をされていますか?まさか真っ先に予算削減の対象にしてはいないでしょうね?

 

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