みなさん、こんにちは。
LoIRO.の鈴木あゆみです。
建築『色』知識。
現在、オンラインで開催されている『JAPANTEX2021』
本日10/21に開催された「必見!ウィンドウスタイリングの極意」の学びから
「インテリアにおける基本・流行とスタイルアップ術」
についてシェアしていきたいと思います!
今回はウィンドウスタイルのポイントについて
(有)めいくまん の 鈴木恵美子さんと
(有)サンアベニューの 中島淳子さんが
事例を元に講義をしてくださいました。
窓周りのお話で、細かいカーテン装飾に関する技術的な内容もありましたが、
ここでは、その学びを元に、インテリアの基本・流行とスタイルアップのポイントについて
お伝えしたいと思います。
まず、挙げられていた3つの大事な要素。
1. テクスチャー(肌触り)
2. カラー(色彩)
3. パターン(模様)
です。
セミナーではカーテンについての要素として挙げられていましたが、
基本的にはインテリアにおいてもこの3つは大変重要な要素です。
視覚であるカラーとパターン、
そして、触覚であるテクスチャー、ですね。
1. テクスチャー(肌触り)
(↑サンゲツ SC8004)
流行りのツイード調ファブリックや、↑のジャカード織、ゴブラン織など、
気軽で取り替えやすいものよりも、
ものを大切にする観点から重厚感もあり長く愛用したくなるドレープカーテンに
人気が集まってきているようです。
2. カラー(色彩)
(↑サンゲツ AC5242・AC5245・AC5247)
今年はグレイッシュな色を中心としたカラーも流行っています。
↑のドレープカーテンは流行色を上手く取り入れながら、
単調にならないようにシックな3色をメリハリを持たせながら裾部分に入れています。
(↑私のセミナー資料より抜粋)
このようなグレイッシュな色を仕様する場合には、
アクセントとして下手に色は使わず、アイボリー・ベージュなどを効果的に少ない面積に入れると
暗くなりすぎず、かつセンスアップするかと思います。
3. パターン(模様)
(↑サンゲツ SC8241)
変わらず人気のボタニカル柄(こちらは刺繍)から
トロピカルなリーフ柄や
(↑サンゲツ SC8018)
この様な織(こちらはゴブラン織)の植物柄でカラーはありながらも
重厚感と落ち着きのあるパターンがまた流行っています。
以上、3つの要素に加えて、
今回、私が改めて感じたインテリアを考える上での大切な要素が
「高さ」(=空間の広がり)でした。
(↑サンゲツ SC8016)
このように、窓の高さのすぐ上にカーテンレールを取り付けるのではなく、
天井際の高い位置に取り付けることによって、
空間をスッキリと広く見せることができます。
”広く”ではなくて”高く”なるだけでしょ!
と思われるかもしれませんが、
人間の目は、床の面積だけで広さを感じているのではなく、
天井の高さでも空間の広さを感じています。
目線の先にある窓周りのカーテンの高さや、天井からのカーテンの長さに
空間の広がりや開放感を感じます。また、高級感も感じます。
このちょっとした工夫が
空間としての大きな違いを生みます。
もう1工夫として取り入れたいのが「カーテンバランス」
カーテン上部の装飾品です。
↑画像のグレーのバランスには両サイドにタッセルがついており若干装飾的ですが、
シンプルなフラットバランスにすれば全く煩さも無く、
カーテンレールに現れる2つ山や3つ山のひだも見えないので
かえって、スッキリと見えます。
バランスは布ですが、カーテンボックスは商品として木調のものもあるので
よりカジュアルに見せることもできます。
このように
「高さ」(=空間の広がり)
を意識することはインテリアのスタイルアップのために欠かせません。
窓周りもそうですし、建具や間仕切り、
光の演出(建築化照明やブラケットライト選定による効果)もありますよね。
床面積は広げることはできませんが、
高さの演出は色々できることがあるかと思います。
ぜひ参考になさってみてください!
ということで、
本日は
「インテリアにおける基本・流行とスタイルアップ術」
をシェアさせて頂きました。
LoIRO.鈴木あゆみでした。