色と照明計画・心理効果

2022/04/2112:27396人が見ました

こんにちは。  
LoIRO. 
(ロイロ)鈴木あゆみです。  
https://www.loiro.jp 

本日は『色と照明計画・心理効果』についてシェアいたします!

 

私たちは、住宅の照明計画においては、ブルー・レッド・グリーン等の派手色はほぼ使用しませんよね。

(遊び空間は別ですが。)


住宅の照明計画における「色」というと、自然界にある光を住宅内に作る、ということになります。


朝の光、昼の光、夕方の光。

朝起きてから夜眠るまで、私たちは古代からそのリズムが脳に刻まれています。

それを『サーカディアンリズム』と言います。

 


(「ライティングコーディネーター」テキストより抜粋)

 

この光の状態によって、私たちの身体の状態は大きく左右されます。

そして、光はホルモンの分泌、体温調節、代謝に関わってきます。

 

暗さに応じてメラトニンというホルモンが分泌される事は

ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

朝、起きた時には体を起こすために明るい朝日を浴び、

夕暮れになるにつれて夕日のオレンジ色を浴びながら眠りにつきます。

 

そのリズムが崩れれば、体調不良や気分障害(鬱)が引き起こされたり、

女性ホルモンへ大きく影響を与えたりします。

私たちが日々浴びる光、決して軽視できません。

 

上図「太陽の動きと人間の活動」、左の目盛には、

色温度(ケルビン)とありますが、

光色は色温度で表します。

数値が低いほど赤みがかった色、 数値が高いほど青みがかった色、になります。

 

住宅の照明計画においては

光色やサーカディアンリズムを意識した照明を住宅内に適切に施せることが、必要となります。

 

そのため、前提として、

色温度と心理的効果をしっかりと把握しておくことが重要です。

 

 

 

(Panasonic「すまいのあかり設計集」より)

 

 

さて、ここから具体的に住宅の照明設計に入っていくのですが、

 

私自身が学んだ時に「なるほど」と思ったことがあります。実は当たり前なのですが、、、

 

それは、

照明計画 ⇨  壁面を考える!!

 

です。

私たちの視線は普段どこを捉えているのかというと、主に壁面です。

壁面が明るくなるように設計することが

・空間を明るく感じさせること

・省エネ

・センスの良い照明計画

 

全てにつながります。

 

またペンダント照明やブラケット照明はデザインが目に見えるものになるので、

インテリアスタイルにも大きく関わります。

 

今後こういった事についても、

記事をアップしていきたいと思いますので、

 

ご要望等ありましたら、ぜひ下記ページより、メッセージいただければと思います!

https://www.loiro.jp/contact/

 

以上、LoIRO. (ロイロ)鈴木あゆみでした!

 

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