テーマは「目のつけどころ」

2019/05/0915:29309人が見ました

先日とある会食の際に、街の鍵屋さんと工務店さんの集客について面白いアイデアを聞きました。 

鍵屋は、ある手法で集客に成功したとのこと。それは「電話番号案内サービス104」に自ら何度も電話し、自店の電話番号(わかりやすい番号)を尋ねたようです。結果、鍵を無くして困った方が104に電話をするとオペレーターが記憶に残るその電話番号を伝えてくれるという手法です。今では104に頼らず、スマホで調べればすぐに近くの鍵屋が見つかりますが、当時はそのアイデアで一定の集客に成功したとのことでした。

工務店は地元での集客に全く苦労しなくなったとのこと。元々新築も手がける工務店でしたが、大手ハウスメーカーの地場展開が強くなり、リフォーム業に専念せざるを得ない状況で、その時に新築を建てていた当時のことを「ふと」思い返したそうです。それは新築に入居して数ヶ月後、外構をいじりたい、レールをつけたい、棚をつくりたいなどの中・小規模のリフォームニーズが高確率で発生するということ。経験に基づくそれを見越して、新築の家にだけ高確率ニーズのメニューチラシを投函していったようです。無論、ハウスメーカーはそのような工事をやらない(やれないorやりたくない)ため、策略的に工務店へ反響が流れ込み、そこから人間関係を構築し、次なるリフォーム受注、ひいては生涯顧客化につながったとのことでした。

 

誰もやっていない・やらない手法こそが、忙しさの中で見落としがちな価値あるアイデアだったわけです。 

保険活用リフォームにおいてもお客様にとって価値あるものにしていくには、皆さまの意識と日々の行動が重要となってきます。

 

ヒト・モノ・カネ・情報という良質な経営資源をどれだけ確保できるかによって、企業の競争力は決まると言われています。また政治・経済・社会的な要因、そして技術革新やトレンドなど様々な情勢を読み解き、より広い視野で時代の先を行く事業戦略を考えていくことが重要です。群雄割拠の業界内で、経営資源と情勢を踏まえ、他よりも優れた「目のつけどころ」を見出して勝ち続けていきたいですね!!

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