良いITツールを導入しても、良い仕組みとは限らない。

2019/06/2611:16672人が見ました

こんにちは坂井建設「働き方デザイナー」の渡辺です。 前回初めて記事を書かせていただきましたが、今回は2回目ということで、ICT化の必要性について書かせていただきます。

 

ICT化で重要なことは何なのか?

結論を言ってしまえば、重要なのは住宅と同じく「設計図」です。正確に言えば現状と理想のイメージを把握した上でその差を埋めるための設計図が必要です。ITシステムなどの導入でよくあることですが、商品の良さに惚れ込んでしまい「このツールを導入すれば会社が劇的に変わる!今すぐ導入だ!」そう思われる経営者様は少なくないと思います。

商品のプレゼンや、説明会に行くとそう思ってしまうのも当然です。斯く言う坂井建設もそうでした

実際良い商品が業界内に沢山あると思います。ただその商品すべてが自動でやってくれるわけではなく、実際に使うのは社員です。ご経験のある方もいるかもしれませんが、この社内への落とし込みが結構「クセモノ」なんです。

社員にうまく活用の落とし込みができずに、そのまま使われなくなるツールのほとんどは、設計図が曖昧なので、ゴール(理想の状態)に行き着けないのです。ましてや、1人ではなく10人、30人規模の組織ともなれば、設計図がきちんとしていなければどうなるかは想像していただければわかると思います。そのツールは使われることはなくお蔵入りしてしまうでしょう。

実は上記で書かせていただいたことは私の経験談です。約500万円をかけて導入した顧客管理ツールを会社として使いこなせずに、企画倒れにしてしまった経験があります。

今は、セミナーなどで登壇させていただく際に笑い話のように話をしますが、当時は笑い事ではありませんでした。約500万円の損失、そのシステムの導入の時間的なコストも考ると約500万円どころの損失ではありません。時間的なコストを計算してしまう私の癖が、当時、私を絶望のどん底に落としました。

 

  1. 「やってしまった」
  2. 「使ってくれないみんなが悪い」
  3. 「なんでこんないいシステムを使えないんだ」

 

このとき私は、どんな良いツールであっても、使い方次第なんだと心の底から感じました。そして導入担当者として社内への落とし込みこそがすべて、機能の説明を滔々とするのではなく、使うことで何が変わり、どんなメリットが自分や会社にあるのか?これを何度も伝え理解していってもらうことが何よりも重要だと感じました。

 

ICT化は必要なのか?

「うちにはまだ早い」「結局うまくいかないことが多いでしょ?」ICTのお話をするとそうおっしゃられる経営者様は割といらっしゃいます。「従来どおりのやり方でもなんら問題がない」「うまくいっているのだから今変える必要性を感じない」そう感じていらっしゃるのかもしれません。

私は、元プロ野球のイチロー選手の言葉ですごく心に響いた言葉があります。

「成績は出ているから今の自分でいいんだ、という評価を自分でしてしまっていたら、今の自分はない。」

私はこの名言を以下のように考察しました。

今の現状に満足していては未来はない、慢心してはいけない。良い時こそ「まだまだ」 と感じることで、次の課題が見え、次のステップに進むことができる。

良い時は何が良かったのか?理解しておくことが大切であり、その理解からしか毎日同じようにできる再現性は生まれない、調子が悪くなってからでは遅いと日々感じることが大切。

イチロー選手の言葉はそう言っているように感じました。

現状が本当にベストなのかどうかは、現状を把握してそのことに目をやらない限りはわからない、ましてや時間は常に流れており日々変化しています。止まっていては退化していることを理解し、現状把握をすることの大切さを学びました。

上記のことを踏まえて私は以下の言葉を自分の教訓としています。

「今日の当たり前は、明日は当たり前ではないかもしれない」

昨日よりも今日、今日よりも明日少しでも生産性を高める。そうすることで、会社の成長を加速させ、社員はやりがいをもち働くことができるはず。上記の言葉はそんな私の「考え方」を端的に表現した言葉です。

「うちにはまだ早い」「結局うまくいかないことが多いでしょ?」ICT化を悩まれている企業の社長様や導入検討の担当者様に、よくそんな質問をされます。まだはいつ今に変わるのでしょうか?うまくいくか?いかないかは自分の覚悟次第ではないでしょうか?ちょっと生意気な言い方かもしれませんが、結論そうなのです。一歩を踏み出さない限り、何も変わらないのですから。

ITによる業務改革は、どの業界でも推進されています。その必要性を皆さん感じている証拠ではないでしょうか?やるかやらないかは、経営者様の決断次第。これに尽きると思います。

 

まとめ

弊社では、意思決定の速さが経営幹部には求められます。特に私の業務の1つであるWEBは、スピード感が早い業界です。新しい情報に対して常にアンテナを張り、現状との差を把握しどのように動いて行けばいいのかを考え行動する必要があります。

ICTは日々目まぐるしいスピードで進化をしています。このコラムを通して、少しでもICT化の重要性を皆様にお伝えできれば幸いです。

 

ポイント

  1. ・どんな良いツールも、使い方次第
  2. ・今日の当たり前は、明日は当たり前ではないかもしれない
  3. ・ICT化の導入は経営者様の意思決定次第!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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