真空ペアガラスの費用対効果が高い

2018/11/1913:10443人が見ました

窓廻りは最も熱が逃げる部位だ。既存の建物は築20 ~ 30年の建物はアルミサッシにシングルガラスが多い。外壁をめくらずに断熱性能を上げる方法としては、内窓を用いるやり方がある。内窓は2重サッシになるため、そのことが一部で嫌われている。また、予算が厳しい場合、内窓を使えない場合もある。

そうした際には「クリアFit」が適す。これは0.2㎜という薄い真空層をもつペアガラス。中空層が熱伝導率の低い真空なので、一般的なペアガラスの3割増しの性能だ。厚みが6. 2㎜しかないので、既存のサッシにそのまま嵌る。

この方法は、サッシがそのままなので気密性が改善できない。そこで、2重の中空層をもった断熱ブラインド「ハニカムサーモスクリーン」を併用する。断熱レールを用いた仕様にすると、窓枠とスクリーンの隙間を詰められ、窓廻りの気密性をある程度補える。

大きな窓や北側はレール付きの断熱ブラインドで覆う。窓廻りの気密性も補える

真空ペアガラス「クリアFIT」。既存のサッシにそのまま嵌る。アタッチメント不要なのでガラス面の大きさもそのまま

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