今回は通風についてお話します
日本人は通風を好みますが 地球温暖化により
通風をすることが難しい時期・時間が増えてきました
外気温が30℃を超えるのに 通風したら
風が強ければ 多少涼しさを感じるかもしれませんが
室温が上昇して 個人差はあるものの 結局は暑さを感じるでしょう
通風するなら 外気温が28℃以下くらいにならないと厳しいですよね
さらに、通風すると湿度の高い外気の湿気も入れてしまうので
エアコンで除湿しながら 冷やすという作業に エネルギーも余分に消費してしまいます
最近は全館空調の冷房により ゆるく連続冷房する手法も多くされていますが
消費エネルギーの事だけを考えれば それも良しです
ただし G2以上の断熱性能があって さらに
しっかりとした日射遮蔽の設計を行ってのことだと思います
連続か間欠か?
通風を考えて設計するのか?
これは 設計士としての考え方
お施主様の考え方に大きく左右されるものだと思います
ただ、しっかりと説明してあげることです
間欠冷房をする場合は
お客様に
いつエアコンをつけて
いつ消して
どのくらいの温度設定で
外付けルーバーはいつ下ろして
室内カーテンはどうする?
窓は何時から何時くらいまで開ける?
それは外気温が何℃くらいなら?
など 暮らし方のアドバイスもしたうえでです
難しいですね
簡単にやるなら 高断熱で全館空調の連続運転でしょう
ですが 日本人にそれを押し付けるのは・・・
それよりも しっかりとご要望を聞いた上で設計し
住んだ後のその暮らし方の提案もしながら
HEMSの設置により お客様の暮らし方 室温や湿度や消費電力も見守りながら
住んだ後の暮らし方も提案する
それこそが 大手住宅会社のできない
地域工務店の家造りだと思います
とりあえずは、ウインドキャッチや立体通風など通風できる家造りはしましょうね!