旧耐震基準の家の耐震補強について

2019/08/0918:4413人が見ました

住まいづくりの達人、一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。

 

テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。

 

今回のお題は、「旧耐震基準の家の耐震補強」についてです。

 

昭和25年から昭和56年にかけての旧耐震基準の建物が、実は一番基礎の補強がやっかいになってきます。

 

国が耐震補強を進めているのは、この時期の建物です。

 

基礎補強と制震ダンパーというものを一緒に考えて、耐震補強を考えていって頂ければと思います。

 

耐震補強工事は、やはり結構費用がかかります。

 

そこにプラスして屋根もいじったりして、全面改装しましょうということになると、新築よりも費用がかかる場合があります。

 

その場合は、建替え新築を検討することも大事なことだと思います。

 

昭和25年から昭和56年に建てられた在来工法の建物は、中途半端な耐震構造になっています。

 

平屋建ても2階建ても、耐力壁の下に鉄筋の基礎を増し打ちをすることが多いです。

 

つまり、今ある基礎に、鉄筋が入っている基礎を沿わせてつくっていくということです。

 

また、アラミド繊維というシートを貼って、鉄筋の代替えにするという補強方法もあります。

 

同時に、ベタ基礎にすることも結構あります。

 

やり方はいろいろありますが、それぞれの建物のによって選んでいくといいと思います。

 

築年数によって、建物の状況が違いますので、個別で考えていかないと、費用を無駄にしてしまうということもあります。

 

基礎の上の建物部分には、制震ダンパーをつけることによって、建築基準法に相当する耐震構造にすることができますので、この方法も今は非常に多く見受けられます。

 

様々な方法で耐震性能を補うことが大事です。

 

この時期の建物を上にあげて、基礎を壊して、新しい基礎につくり直して、その上に建物をおろすという、曳家というやり方もありますが、これも安い工事ではありません。

 

例えば、重要文化財のような建物であれば、そういうことも考えられますが、一般の家の場合は、やはり費用対効果というものをしっかりと考えていったほうがいいと思います。

 

今回のお題は、「旧耐震基準の家の耐震補強」についてでした。

 

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以上、住まいづくりの達人、大沼でした。

 

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