顧客満足を左右する収納提案

2019/10/2110:53129人が見ました

新築やリフォームの時に「収納を沢山作って欲しい」と言われるお客様は、当然ですが収納が欲しいのではなく家のなかにある沢山の物を仕舞いたいと思っています。 

家というのは、家族が暮らす場所ですが持っている物を収めるところでもあります。

 

収納は打ちあわせをするうえで後回しにされがちですが、最初の段階から丁寧に考えなくては住んでから困ることになりお客様の満足度が下がります。

 

また、「物を収めたい!」といった希望をお持ちの方には、ファーストプランの段階から打ちあわせの際に具体的な置き場所を伝えることも大切です。 

これができれば、他社との差別化となり受注にも繋がりやすいでしょう。 

ハード面は価格で比較検討しやすいですが、収納のようなソフト面の提案はその担当者へ依頼しなければ完成しないので、「あなたに頼みたい!」と思っていただきやすい部分です。

 

「収納を沢山作って欲しい」と希望される方の8割は、片付けが苦手な方だと言えます。 

今の家が物で溢れているからこそ、新築やリフォームの完成イメージとしてスッキリと片付いた住まいを思い描くので、お客様は溢れた物を収めるために漠然とした「大きな収納」を希望される、というわけです。

 

そういった経緯で、漠然と「大きな収納」、「沢山の収納」と言われている、収納のイメージが曖昧なご本人へは「どこに」「何を」「どんなふうに」収めるのかという具体的な提案ができれば、「これなら安心ね!」と思っていただけることでしょう。

 

中には収納の提案の際に、そこにはなにを入れたいのか、どんな風に使いたいのかといった確認をしていない住宅営業の方もいらっしゃいます。 

 

靴なのか、洋服なのか、本なのか、布団なのかによって、収納場所も形状も変わってきます。 

入れたい物や収めたい量が分からないまま提案をしても、満足して頂ける収納は完成しません。 

暮らし始めたら「収納が足りなかった」ということはよくありますし、逆に収納が多すぎて「何を入れたらいいのか」と悩まれる方もいます。 

 

一言で「沢山」といっても、それは人によってイメージする量が違うので、実数を聞くことが必要です。

 

例えば、「収納を沢山作ってください。」と言われた時に、「何をどれ位収めたいのでしょう?」と、聞くだけでも提案内容は変わります。 

「靴が30足あるから沢山の収納が欲しい。」と言われたら、もう一歩踏み込んで確認していきます。

 

30足とは奥様だけの靴でしょうか。家族全員の靴の数でしょうか。

 

仮に奥様が30足、ご主人が5足とします。具体的な数が分かれば、収納に必要なスペースがわかります。それには女性と男性の靴の横幅は何センチあるかを其々計って計算してみましょう。 

『横幅×靴の数』 これで、必要な棚板の長さが分かります。 

そして、棚板には何足収まるので全体で何足分が収納できますよ、と提案する際に具体的にお伝えすることができます。

 

最近はシューズクローゼットが流行っていますが、お客様の暮らしに合わせて収納したい物への具体的なお話をすることで自分の暮らしに合わせたオーダーメイド感が生まれ、喜んでいただけます。

 

収納を提案するにはいろいろと聞かなければいけないことは多いですが、「これなら持っている物が収まるね」と安心していただけるように物に着目したヒアリングもしてみましょう。 

 

そんな、お客様にしっかり収納提案ができる資格「住宅収納スペシャリスト」は全国各地で開催中です。 詳しくはHPをご覧ください。 

https://www.ju-spe.com

一覧へ戻る