第2回 PRとは「口コミ」をデザインすること

2019/12/0615:50706人が見ました

 地域と切ってもきれない関係にあるのが地方工務店だ。だが当たり前のようにその地域の誰もが知っていて、紹介で仕事が続く時代は過ぎ去って久しい。「どのように知られたいか?」指向性を定め、工務店ならではのPR戦略を持つべき時代に入っている。業界に先駆けて広報企画室(=イノベーションラボ)を設立し施策を実践、ノウハウを蓄積する長野の工務店・サンプロからPR戦略をお届けします。

チカラボ特別版の第2回は、前回に引き続き工務店にとってのPRの目的をお伝えします。

 

PRとは「口コミ」をデザインすること

 PRはむしろ小さい工務店こそ積極的に取り組める課題です。「口コミ」。これこそまさにPRです。

 しかし、この「口コミ」を多くの工務店さんは自然発生的なものであると捉え、PRの考え方をもってデザインされている会社さまはほとんどありません。

「口コミ」をデザインしていくこと。お施主様を通じて、あるいはスタッフを通じて、そしてメディアを通じて、生活者へどういう「口コミ」が伝わってほしいかを考え、仕掛けることがPRの基本なのです。

 

インテリアコーディネーターのブランディング①

テレビ出演「ゆうがたゲット」のシーン。長野県内で18時から放送される主婦向け番組

 

インテリアコーディネーターブランディング②

子育てママさんたちに読まれている長野の地方紙への連載

 

県内随一のインテリアコーディネーター

 例えば、サンプロには優秀なインテリアコーディネーターがたくさん在籍しています。皆さまの会社にも優秀なスタッフが多く在籍しているのではないでしょうか?

 ここで考えるべきPRとは何か。それは生活者に「サンプロには県内随一のインテリアコーディネーターがいる」と思っていただくことなのです。

 もっと具体的に説明すると、サンプロ(企業)と生活者(社会)との間に、そう思っていただける関係を築くアプローチがPRになります。この関係が構築できないと優秀なインテリアコーディネーターの存在が「企業ブランド」に寄与せず、会社もスタッフも本来得るべきリターンが得られないという、宝の持ち腐れ状態になってしまいます。

 この例からも分かるように、もっとブランドになるリソースが工務店の中には埋もれていると思うのです。必ずしも企業の大小ではありませんよね。それが活用できれば、地域や社会にもっと工務店のバリューを理解してもらえると思いませんか。

 

 

サンプロ建築設計(サンプロ)とは?

1996年長野県塩尻市で創業した工務店。リフォーム事業から新築、不動産と多角化し、顧客にワンストップの長期的な価値を提供する「トータル住生活事業」を展開。また、「信州の暮らしをデザインする」を理念にメディア露出やマルシェの実施など地域価値の向上と共にブランド価値を高める取り組みを進めている。一方で社員総出の経営会議、ナンバー2マネジメントなどにも積極的で、モチベーションの高い個性的な社員も強み。長野県全域で継続した売上を上げている。

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