みなさま、こんにちは。
LoiRO.(ロイロ)の鈴木あゆみです。
建築『色』知識、
本日は、『科学で判明?理想の家』についてシェアしたいと思います。
とある建築の中に入った時、
わくわくしたり、くつろげたり、反対に居心地が悪かったり、、、
そんな経験はありますか?
建築学と神経科学の分野から
建築とそれに対する生理学的な反応を解明する分野があります。
空間における生理的な反応を
脳波や、心拍数、体温、汗腺の計測などで検出するそうです。
ただ、実際には自分の感覚を信じて自分の気持ちに心を向ける事で
計測が無くとも自分自身についてはわかることができる、
認知神経学教授のエラード博士は述べています。
理解しやすいものだと、
物の輪郭はそこにいる人の行動に影響を与える、
というのがあります。
曲線のある丸みのあるものには
あたたかい気持ちを感じ、愛着を持ちやすい。
角ばっていたり、シャープな形には
脅威を感じやすい。
とのこと。
空間や家具において、
曲線的なものと、角ばったものを思い浮かべてみてください。
もちろん、好みがあるので一概には言えませんが、
丸みのあるものには温かい気持ちを感じそうですし、角ばった形には緊張感がありそうです。
ここ数年のトレンドでも、曲線的なものが大変多くなっています。
以前流行りに流行ったすっきりモダン、ミニマリズムから、
自然回帰、天然素材、に現在のトレンドは移りました。
photo: Alessandro Russotti
ファサード(建物の外観)についても、
複雑で面白い、もしくは
「質感のある」外観に人間は引き寄せられるそうです。
日本において、外観についてはシンプルラインもまだまだ人気がありますが、
形はシンプルでも遊び心があったり、
これからさらに人気になってくるかもしれません。
また、スウェーデンでの例では、
自然の景色が見える部屋に入院している患者さんは、
壁だけに囲まれた部屋に入院している患者
早く退院することが発見されたそうです。
これも、想像すると理解できますね。
ずっと無機的な空間にいると、どうでしょう?
ストレスもたまりそうですよね。
キーワードは
曲線、有機的、自然。
こういったことを頭の片隅に入れつつも、
やはり、お客様との打合せの中でしっかりとヒアリングをして、
その方の性格や好ましい過ごし方を把握することが
理想の家のために必要だということですよね。
以上、本日は『科学で判明?理想の家』についてお伝えしました。
LoiRO.(ロイロ)の鈴木あゆみでした。