科学で判明?理想の家

2020/03/1901:19621人が見ました

みなさま、こんにちは。

LoiRO.(ロイロ)の鈴木あゆみです。

http://www.loiro.jp/blog/

 

建築『色』知識、

 

本日は、『科学で判明?理想の家』についてシェアしたいと思います。  

 

 

とある建築の中に入った時、  
わくわくしたり、くつろげたり、反対に居心地が悪かったり、、、  
そんな経験はありますか?  

建築学と神経科学の分野から  
建築とそれに対する生理学的な反応を解明する分野があります。  

空間における生理的な反応を  
脳波や、心拍数、体温、汗腺の計測などで検出するそうです。  

ただ、実際には自分の感覚を信じて自分の気持ちに心を向ける事で  
計測が無くとも自分自身についてはわかることができる、とカナダの  
認知神経学教授のエラード博士は述べています。  


理解しやすいものだと、  
物の輪郭はそこにいる人の行動に影響を与える、  
というのがあります。  

曲線のある丸みのあるものには  
あたたかい気持ちを感じ、愛着を持ちやすい。  

角ばっていたり、シャープな形には  
脅威を感じやすい。  

とのこと。  

空間や家具において、  
曲線的なものと、角ばったものを思い浮かべてみてください。  

もちろん、好みがあるので一概には言えませんが、  

丸みのあるものには温かい気持ちを感じそうですし、角ばった形には緊張感がありそうです。


ここ数年のトレンドでも、曲線的なものが大変多くなっています。  


以前流行りに流行ったすっきりモダン、ミニマリズムから、  
自然回帰、天然素材、に現在のトレンドは移りました。  


photo: Alessandro Russotti

 

ファサード(建物の外観)についても、  
複雑で面白い、もしくは
「質感のある」外観に人間は引き寄せられるそうです。  

日本において、外観についてはシンプルラインもまだまだ人気がありますが、  
形はシンプルでも遊び心があったり、より素材感の感じられるようなものが  
これからさらに人気になってくるかもしれません。  


また、スウェーデンでの例では、  
自然の景色が見える部屋に入院している患者さんは、  
壁だけに囲まれた部屋に入院している患者さんより  
早く退院することが発見されたそうです。  

これも、想像すると理解できますね。  
ずっと無機的な空間にいると、どうでしょう?
ストレスもたまりそうですよね。  


キーワードは  
曲線、有機的、自然。  

 

こういったことを頭の片隅に入れつつも、  
やはり、お客様との打合せの中でしっかりとヒアリングをして、  
その方の性格や好ましい過ごし方を把握することが  
理想の家のために必要だということですよね。  

以上、本日は『科学で判明?理想の家』についてお伝えしました。

LoiRO.(ロイロ)の鈴木あゆみでした。

http://www.loiro.jp/blog/

 

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