何度も間取り変更を希望する、お施主様の気持ちと対応

2020/12/2414:1483人が見ました

こんにちは、住宅収納スペシャリストの川島マリです。

新築やリノベーションの新しい図面をお持ちいただき、収納と動線について一緒に考えるコンサルティングをしています。
いまの暮らし方と物について伺った情報をもとに、新しい家の収納へ入れる物を詳しく計画していくと「やっと暮らすイメージがつきました」と喜んでいただけます。

お話を伺うと、各部屋の使い方が想像できないまま打ち合わせがすすんでいくため、収納や間取りにずっと不安を抱えているようです。

 

わが家に合った間取りなの?

先日、注文住宅へ来年の春に入居予定のご夫婦へ収納コンサルをしました。

お話を伺うと「今の家は物が多いため、新居でスッキリ暮らせるように物を処分している。収納は多めに作ったが、もし荷物が収まらないようならロフトか、収納付きの畳へ変更しようと思う。それぞれの収納に、何を入れたら良いのか教えてほしい」とのことでした。

各収納の使い方が決まらず、間取りの良し悪しの判断も付けかねている様子です。


ご本人がモヤモヤした気持ちのまま、図面を書き換えているようなので、それに答えて設計するのは雲をつかむような作業で大変そうです。


コンサルティングをして感じるのは、新しい家で自分たちが暮らすイメージが具体的に出来ていないから迷うのではないでしょうか。形のある物を買うわけではないので、新しい間取りの上でお客様が暮らしを想像してワクワクできるかが大切です。


立体模型や、シュミレーションアプリによって、お客様も家全体の間取りは分かりますが、自分や家族が暮らすことがイメージできないようです。

 

私が家を建てたときは、最初に事前アンケートの要望欄に、部屋数や希望を書いて、その希望が予算の中で収まるような間取りを営業担当者が持ってきました。希望は入っていますが、ハード面の質問ばかりで作られた間取りは我が家の暮らしに合っているのか分かりませんでした。

「悪くはないけど、これで良いのか分からない」

コンサルティングでも、同じ様な話しを聞きます。

 

さらに最近は、ウォークインクローゼット、パントリー、ファミリークローゼットと、収納の形も増えてきましたので悩むようです。

 

間取りと収納がどんなに素敵に思えても、お客様としては我が家にとってその収納が適切なのか、形や配置は使いやすいのか、広さは足りるのかといった不安があります。

 

 

ヒアリングをしながらシミュレーションをする

お客様によっては、間取り図の収納についてよく分かっていません。見慣れない平面図に沢山の線がかかれているので、収納を勘違いされている場合もあります。

収納の中は棚板が入るのか、幅や奥行きがどれくらいあるのかも分かっていない方もいます。

コンサルティングでは、最初に今の暮らしを新しい間取りの上に重ねていくことをお伝えします。

新しい家へ引っ越しても家族の生活は変わらないので、いまの生活を新しい間取りの上で再現します。

その際に、各収納へ入れる物をこちらから提案してさしあげると、それが使いやすいのか他の場所が使いやすいのか考えることができます。

白紙の上で考えることは難しくても、AとBなら選べるように、こちらから提案したほうが最適な場所が分かるようです。

 

このように、はじめて間取りを提案する時点で、簡単で構いませんので収納する物と生活動線をシュミレーションしながら説明してみませんか。

すると、お客様も間取りの良し悪しの判断がつけやすくなります。具体的に希望がわかれば、次回の提案へ反映することで大きな変更はなくなります。

 

この家に住みたい!と思うプレゼン

間取りを説明するときは、その家でどんな風に暮らせるのか頭の中に映像が浮かぶようにお伝えすることです。

私がコンサルで各部屋の使い方を確認しながら、「例えばお子さんを寝かせる時の動きは」とお話しすると「この家で暮らすイメージが出来たので楽しみになりました」とおっしゃっていただけます。

 

先程のご夫婦は、小さいお子さんとの3人家族。

今はマンション暮らしなので、リビングの続きの部屋に寝かせていますが、2階建てになるとお子さんが寝るお部屋とリビング階が分かれてしまうことが心配と言われていました。リビング横の畳スペースへ布団を敷いて、当面は3人で寝る予定ですが布団の収納ができない。

さらに、子供が二人になったことを考えると収納崩壊してしまう間取りに、お客様も楽しく暮らすイメージができていない状態です。

私からは、収納とお部屋の使い方について提案しただけですが、収納を増やさなくてもスッキリ暮らせるイメージが出来て安心されていました。

 

結論としては、平面に見えていた間取りが「ここで楽しく暮らせる!」と想像できる家に変わると、安心して間取り決定ができるようです。

 

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