「伝え方&聞き方」講座
「伝え方&聞き方」講座とは、(株)M’s構造設計が主催する「構造塾」の塾生の声から生まれた新講座です。難しい構造をわかりやすく伝えることをモットーに構造塾は講座を開催してきた中で、構造塾での「伝え方」を伝授して欲しいとの声が多々ありました。
そもそも、「伝え方」を気にしていたわけではなく、ただ、「自分自身がこんな風に教えてもらったら理解できるのに」、「自分はここが理解しにくかった」、「こうイメージしたら理解できた」という経験から自然と話し方のスタイルができてきました。結果それが分かりやすさへと繋がったのだと思っています。
しかし、「伝え方」というものを学んだわけでは無いため、自分なりに「伝え方」を整理し、テクニックとしてまとめたものが「伝え方」講座です。
つぎに、「聞き方」講座について。これもまた構造塾の塾生からの声で生まれた講座です。建築の仕事は、お客様に伝えることと同時に、想いや考えを聞き取ることを大切です。そこで、「聞き方」についても何かテクニックがあるのではないかと思い、「伝え方」講座に「聞き方」を追加しました。
「伝え方」① 伝えるとは
伝えるとは、頭の中で思い画がいていることを相手に受け渡すこと。頭の中の映像を見せたり、コピーでもできると良いのですが、そうは行きません。
そこで、言葉や図表などを使い伝えていくことになります。当たり前のことですが、伝えることとは一方的に話すことではありません。自分自身が話し終われば伝え終わったと勘違いしている人が多いように思います。
それは違います。
相手にしっかりと伝わることが重要です。伝えるとは一方通行では無いことを理解して下さい。
「伝え方」② 使命感を明確に
伝えるときには使命感が大切です。特にビジネスにおいて使命感が重要です。
使命感とは、
・自分がなぜ、その仕事をしているのか
・自分は何のために働いているのか
・自分は仕事を通して何を実現したいのか
などなど。
この使命感があるからこそ、伝える言葉に「想い」が宿り、相手に伝わります。ちなみに、僕は、木造住宅業界で仕事をしている中で、各地で起こった地震被害を見てきました。そこで生まれた使命感は、
「日本中の木造住宅を地震で倒壊させないこと」
この使命を果たすために㈱M’s構造設計で構造計算実務を行い、「構造塾」では、耐震性能の大切さを伝えています。
ぜひ、皆さんも仕事において使命感を持ってお客様に接してみてください。