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顧客が増える! 工務店のための防災講座

ルーム概要

胡散(うさん)臭いルーム名にも関わらず、読み始めていただいた皆様、ありがとうございます。新建新聞社でリスク対策.com(リスク対策ドットコムと読みます)というメディアを運営しております中澤と申します。弊社は、建設会社や工務店様向けの媒体を主に発行しておりますが、私は10数年前から防災の専門メディアに携わっています。

「なぜ新建新聞社のような建設・工務店向けのメディアが防災の情報を発信しているのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、一時的な流行に飛びついてこんなメディアを始めたわけではありません。これまで長年にわたり工務店や建設業界向けにさまざまな情報を提供する中で、いくら頑丈な建物やインフラを作ったとしても、それだけで人々の命や生活を守ることは難しく、やはり、平時から、あらゆる人々が災害についての備えや災害時の行動を考えておく必要があり、その情報が必ずしもしっかりと人々に行き届いていないと思い、2007年に専門的なメディアを立ち上げることにしたのです。

私どもは、日々さまざまな防災に関する情報を発信していますが、企業の防災に関しては、当時と今ではその位置づけがかなり大きく変わってきているように思います。

10数年前まで企業の防災は、自社の社員の命や生活を守るということだけを主な目的としてきました。そのことは今も最も大切なことに変わりはありませんが、特に東日本大震災以降は、防災に取り組むことで、商品やサービスへの安心、そして会社そのものへの信頼性を高め、顧客からの評価を高めている事例が数多くみられるようになってきました。

このシリーズでは、そんな取り組みを工務店の皆さんにわかりやすくお伝えし、企業成長に結びつく防災のあり方を一緒に考えていきたいと思います。

ルームの図表はBCPと呼ばれる計画の概念図です。この内容もわかりやすく解説していきます。

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