クラフトバンク総研の高木です。
コロナ禍をきっかけに「DX=デジタルトランスフォーメーション」という言葉を各所で聞くようになりました。本連載では「建設業発のIT企業」であるクラフトバンク(https://craft-bank.com/)が「建設DXの実際」を国内外の事例や様々な統計も踏まえてお伝えしていきます。
前回(https://chikalab.net/articles/954)は、
・DXって結局何??
・なぜ必要なの?
・ウッドショックを始めとする資材高の関係
・デジタル化への取り組み有無で生産性が146万円/人違う
といった内容でした。
第二回は「具体的に何をする?」「課題は?」です。
DXって具体的に何をする? ~ まずは人から
建設業の課題は大きく「人手不足」と「デジタル化の遅れ」の2点です。
「人手不足」は社員の採用と定着(内部)と、協力会社の確保(外部)の2つの視点があります。
建設業の場合、社員、協力会社の数は売上に直結し、「人手不足=売上減」であると言えます。「人の問題」が建設業経営者共通の悩みです。
そして「人手不足」と「デジタル化」は密接につながっています。
不動産業の一人当たり生産性は建設業の8.5倍とも言われています(多少強引な算出ではありますが)。他産業がデジタル化によって「働き方改革」を進める中、若い人材は建設業に魅力を感じるでしょうか?
取引がコロナ禍をきっかけに次々とデジタル化していく中で、「紙とハンコ」を強要する建設会社に協力会社は集まるでしょうか?協力会社が集まらずに売上が減ってしまった「元請」もあります。
DXはこの「人手不足」対策を目的として進めていく必要があります。
人材確保とDXの考え方を整理して確実に理解しよう
具体的な考え方は以下の通りです。
次に、具体的な施策を整理したのが以下の図です。
具体的な施策の進め方、進める上での課題については以下の弊社リンクをぜひご確認ください。
https://note.com/cri/n/n021b0a75e177
弊社ではSNS等を通じ、初回無料で建設業経営者のDXに関する相談(オンラインを想定)をお受けしております。詳細については以下のページからお問い合わせください。
https://tayori.com/f/craft-bank
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