住まいづくりの達人、一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。
テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。
今回のお題は、「税金と登記」についてです。
住宅建築の契約をしたんだけれども、登記の確認不足で工事にかかれないことが稀にあります。
図面や見積も大事なんですけれども、登記の確認はもっと大事です。
例えば、登記がなかったこともありますし、名義が亡くなったひいおじいさんだったなんてこともあります。
そうすると、工事をするときにやっかいなことになりますので、しっかりと確認しましょう。
実際に例を挙げてみると、お父さんお母さんの家に、息子夫婦が住宅ローンを使って戸建リノベーションをする場合です。
図のように、建物所有者は同一人物?では「No」です。
次に、「借り入れは?」は「Yes」です。
「建物登記は?」は、あることにして「Yes」に進みます。
「床面積の変更は?」は、床面積を変えずに中身をいじる戸建リノベーションだとすると「No」になり、表の下から2段目が当てはまります。
そうすると、「固定資産税」は当然払う必要があります。
「不動産取得税」は、基本的にはないんですけれども、地域によって変わる場合がありますので、●にしておきました。増築がなければ、たいがいは「不動産取得税」は関わってこないと思いますが、地域で確認して頂ければと思います。
また、「抵当権設定登記」が必要になったり、建物所有者の「持分登記」も行わなければいけません。
家を建てる場合や戸建リノベーションをする場合は、この「登記」を確認しましょう。
また、その確認に時間がかかる場合もあります。
プランや見積など工事の準備が進み、住宅ローンの段取りをしている時に、登記の問題で、ちょっと待ってくださいということになったりします。
ですので、この「税金と登記」に関して、しっかりと確認してから、家づくりを進めましょう。
今回のお題は、「税金と登記」についてでした。
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以上、住まいづくりの達人、大沼でした。
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