住まいづくりの達人、一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。
テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。
今回のお題は「戸建リノベーションの業者選び」についてです。
結論から言いますと、戸建てリノベーションが出来る業者は少ないということです。
例えば、住宅メーカーやローコスト住宅メーカーに戸建リノベーションの相談をすると、新築工事を勧められます。
なぜかというと、戸建てリノベーションよりも壊して新築にしたほうが工期が短くて、見積りの計算もしやすいですから、会社としてロスが無いからです。そのために建て替えの方がいいですよと勧められてしまうのが現状です。
また、工務店や大工さんの場合は、現場での仕事は出来るんですが、プランや見積りというところが怪しかったりします。
実際に戸建リノベーションの経験があるかどうかを確認する必要がありますし、その際どんな見積書をつくっていたかなども聞いてみたほうが良いと思います。
あと、設計士さんに戸建リノベーションを依頼する場合、当然プランは描けますが、その通りに出来上がるかどうかは職人任せになってしまいます。
なぜかというと、設計士さんは元々の家の構造を知らなかったりすることが多いですよね。
また、建築士も様々で、木造が得意な人と、鉄骨鉄筋が得意だったりする人がいたり、構造計算は得意だけれども意匠設計は苦手な人もいます。
その設計士さんは何が得意なのかを見極めて頂ければと思います。
戸建リノベーションは、それに詳しい設計士さんと、現場力のある工務店の共同作業です。また、その両方を兼ね備えている人じゃないとなかなか成立しません。
戸建リノベーションが得意で、納得できる会社をぜひ探して欲しいと思います。
そういう会社を探しているんだけれど、なかなか見当たらないってけっこう言われます。
なぜなら、そういう会社はすごくいい会社です。ですから宣伝広告にお金を掛けなくても仕事があるので、なかなか表に出てこないということがあります。どちらかというと口伝えや人のつながりで伝わっていきます。
そういう会社がないか周囲に聞いてみるのも大事なことだと思います。
今回のお題は「戸建リノベーションの業者選び」についてでした。
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以上、住まいづくりの達人、大沼でした。
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