住まいづくりの達人、一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。
テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。
今回のお題は「施工 解体準備」についてです。
結論から言いますと、工事のついでに片づけを徹底的にしましょうということです。
写真を見てお分かり頂ける通り、どこの家でも大概は散らかっています。
散らかっているからリノベーションやリフォームをするわけですから。
ですので、このタイミングでしっかりと片づけをして頂きたいと思います。
片づけをする際、3パターンに分けてください。
例えば、仮住まいに持って行く物は、段ボールに詰めて、黒マジックで何が入っているかを書いておきます。
また、仮住まいには持って行かないけれど捨てられないので倉庫に持って行くというような物。特にこれが大事になってくるんですけど、赤いマジックで何が入っているか書いておきます。
後でやっぱりそれが必要だったりする場合がありますので、箱の中に何が入っているか書いておくといいと思います。
後は捨てる物ですね。
このようにしっかりと分類しておいて頂ければと思います。
また、段ボールはなるべく同じ大きさのものを集めたほうがいいですね。そうすると積み重ねておきやすくなります。
リフォーム、リノベーションの打合せに実際にお客様の家に伺うと、大概の家は散らかっています。
逆に言うとそのままの状態を見せて頂ける方がありがたいです。そうするとどこにどういう収納が必要かということも分かります。
是非、工事の際の片づけのやり方については私に聞いて頂ければと思います。
実際に工事に入りますと、ガスメーターや電気メーターの撤去があります。これは業者がやります。
その他はキッチン、洗面台、トイレ、エアコンなどの撤去があります。
例えばエアコンの撤去について、去年購入したばかりなのでまた使いたいという場合、見積りの中にそのエアコンの撤去費が入っているかどうかが大事になります。
見積りに入っていなかったりすると、エアコンはお客様のほうで外してくださいなんて話になる訳です。
それもおかしな話かなと思いますので、見積りの際にはそういう細かい打合せをして頂きたいと思います。
キッチンや洗面もそうです。外して使うものをどこに置いておくかというのも大事です。傷ついてしまったりするともったいないですからね。
そうならないように、初めから細かく打合せをして進めていきましょう。
また、1階部分は壊すけれど、2階は壊さないでそのままというリノベーション工事の場合ですと、電気の配線や給排水、ガスの撤去がちょっと難しくなります。
分電盤で、2階の配線が入っているものを全部探し当てて、それを切らないようにしながら1階部分だけを撤去するということになる訳です。
このように解体準備には時間が掛かったりしますが、細かく確認をしていって下さい。
分電盤については、1階を壊して2階をそのままにする場合、分電盤の位置を変えるのが難しくなったりします。
新しい間取りになったときに、分電盤の位置がちゃんと当てはまるかどうかというのも、最初のポイントになりますので、きちんと打合せをしましょう。
今回のお題は「施工 解体準備」についてでした。
YouTubeで動画をアップしていますので、興味がありましたらチャンネル登録をお願いします。
以上、住まいづくりの達人、大沼でした。
コメントをもっと見るコメントをもっと見る