まずは自己紹介を

2019/08/0212:15358人が見ました

はじめまして。蘆澤 雄亮(あしざわ ゆうすけ)と申します。ひょんなコトからチカラボに記事を書くことになりました。どうぞ宜しくお願いいたします。これが第一回目の記事になりますが、私は住宅業界の専門家ではないので「アイツは何者だ!?」と思われる方も多くいらっしゃるかもしれませんので、簡単に自己紹介をしておきたいと思います。

 

起:住宅業界のみなさまとお知り合いになったキッカケ

私は大学からデザイン工学を専攻しており、専門は「デザイン」の人間です。大学で入った研究室は「デザインシステム計画研究室」なので、デザインの中でも「システム計画」が専門領域になります。そんな私ですが、博士号を取得後、日本産業デザイン振興会(現・公益財団法人日本デザイン振興会)に入職しました。入職当時は社会人向けのデザイン講座を企画する仕事をしておりましたが、紆余曲折あり2013年よりグッドデザイン賞の審査チーム・リーダーとなりました。

審査チーム・リーダーは、グッドデザイン賞の応募数を増やすための営業活動から、審査方針・方法・指針等の設定、審査会の運営など、応募から審査終了までの全般を統括する役割になります。ということで、グッドデザイン賞への応募数を増やすべく様々なジャンルの企業・団体等へ足を運び、グッドデザイン賞に関する要望や不満などをお伺いしながら営業活動を行ってきました。また、積極的にグッドデザイン賞の応募説明会も実施してきました。

その中でいくつかのハウスメーカーの方々とお知り合いになる機会がありました。それが、住宅業界のみなさまとお知り合いになったキッカケです。

 

承:グッドデザイン賞事務局を辞めて

その後、紆余曲折あり、日本デザイン振興会を辞めて芝浦工業大学に入職しました。理由は色々とあるのですが、最大の理由は「研究がしたい」という欲求に触発されたことです。日本デザイン振興会は公益法人なので、特定の企業や団体に肩入れして共同研究などをするコトができません。上述した営業活動を色々と行っていく中で、企業の方々からある意味お悩み相談のようなことを受けることもあり、その中で「こういうコト出来たらイイよね」なんていうアドバイスなどもしたりしていたのですが、実際に「じゃぁやろう」となっても公益法人の性質上、一緒に何かを作り上げることが出来ないところに歯がゆさを感じ「だったら自由に研究が出来る環境に身を投じよう」ということで退職しました。

退職をしてしばらくした頃、いくつかの企業の方々からご連絡をいただきました。それは「今度、グッドデザイン賞に応募するんだけど、応募する書類などについてアドバイスが欲しい」というご連絡でした。もうグッドデザイン賞には何の関わりもない人間だったので「責任は持てませんよ」という前提のもとお引き受けしました。その中に住宅業界の方々もいらっしゃったという感じです。

グッドデザイン賞応募に関するアドバイスは、もちろん責任は持てないところなので、実際は私がアドバイスしたものでも不通過になったものも沢山あります。感覚値ですが、勝率3〜4割といったところです。決して高くないですよね。

それはさておき、アドバイスをしていると当然雑談もしますし、応募しているものについても「これ、多分落ちるけど、もっとこうしたらいいのでは?」みたいな話も出てきます。そんな雑談をする中で、「そしたら一緒に共同研究でもしませんか?」という話も出てくるワケです。そんなこんなで、住宅業界の方々との具体的なプロジェクトが始まりました。

 

転:ネストハウスさんと一緒に開発した「Scoope」

住宅業界の方々とプロジェクトを行っていく中で、ひとつ外側に向けて発信する成果が出来上がりました。それがネストハウスさんと共同で開発した「タイムライン型顧客管理システム Scoope」です。成果として発信しているのは「顧客管理システム」ですが、その裏側は営業方法の転換や従業員の行動改革など「システムを使いながらビジネスの転換を図る」というものなので、開発にも1年以上を要しましたし、現在もビジネス転換の真っ最中で、まだまだ道半ばではあるのですが、この「Scoope」の発表会に新建新聞社さんが取材に来てくれて、代表取締役社長の三浦さんにもご講演いただきました。

そこで、新建新聞社の皆さまとお知り合いになりました。その後、新産住拓さんとのプロジェクトも新建ハウジングで採り上げていただき、新建新聞社さんとのお付き合いも密になってきました。

 

結:そしてチカラボへ

そんな中、ある日「チカラボに記事を書いてみませんか?」というお声がけをいただきました。とはいえ、私は住宅業界の専門家ではないので「何が書けるのか?」としばし悩みましたが、せっかくなのでデザイン的観点から皆さんのお役に立てることを考え、書いてみようと思い、今に至ります。

と、なんだかんだで長くなってしまいましたが、チカラボに至った経緯はこんな感じです。もしかすると記事を書く中で、住宅業界的に若干的外れなコトもあるやもしれませんが、その辺りはご笑覧いただければ幸いです。

ということで、どうぞ宜しくお願いいたします。

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