住まいづくりの達人、一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。
テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。
今回のお題は、「2000年耐震基準の家の構造」についてです。
耐震基準の年代によって、家づくりがどんどん変わってくるんですが、一番新しい耐震基準がこの2000年耐震基準です。
平成12年から現在まで続いています。
この2000年耐震基準でどのように変わったかをお話しします。
まず基礎については、地耐力に応じた基礎構造にするということが決められました。
コンクリート基礎には当然鉄筋を入れるのですが、この鉄筋に関してもいろいろな規制ができました。
また、壁の量については、今までの基準よりも厳しくなりました。
地震にしっかりと耐えるような壁をたくさんつくるということになりました。
筋交も、筋交いプレートをつけることは前の耐震基準から決められていましたが、筋交いのサイズによって、留める金物が指定されるようになりました。
大きく変わったのが、壁の配置のバランスではないでしょうか。
今までは、釣り合いよくという曖昧な表現でしたが、建物を4分割して、左右の間でのバランスに決まりごとができました。
接合部のホールダウン金物は、前の新耐震基準でもありましたが、その時は通し柱につけるとうことでしたが、強い壁には強い金物を使用するということになりました。
頑丈につくった壁は引っ張る力つまり反力が大きく生じますから、それに合った強い金物が必要になるということです。
今回のお題は、「2000年耐震基準の家の構造」についてでした。
YouTubeで動画をアップしていますので、興味がありましたらチャンネル登録をお願いします。
以上、住まいづくりの達人、大沼でした。
コメントをもっと見るコメントをもっと見る