住まいづくりの達人、一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。
テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。
今回のお題は、「床下の湿気対策」についてです。
この床下の湿気対策ですが、床を解体するならこの湿気対策は絶対に必要になります。
ですので、既存の家の確認の際は、どこまでやるのかをしっかりと確認して欲しいとおもいます。
基礎の補強をするという話はよく出てくるんですけど、実は湿気対策というのも非常に重要なことになります。
地盤からの湿気を抑えなければなりません。
庭が地面よりも高くて、雨が家の中に入ってくるような土地ですとか、昔田んぼだったような土地で、適切な湿気対策を行わずに家を建ててしまうと、床下にシロアリが来たり、木が腐食してしまうということに繋がるわけです。
今新築工事では防湿コンクリートを打つのが一般的です。
そうでなければベタ基礎にするということになります。
この防湿コンクリートを打つ場合も、床下30㎝以上の空間をしっかりと取って、風を流してやることが、湿気対策の大事なところになりますし、シロアリ対策にもなります。
この床下に30㎝の空間が取れるかどうかというところで、私は判断します。
30㎝以上の空間が取れなければ、防湿コンクリートを打ちましょうという話をします。
30㎝以上取れるようであれば、写真のように防湿シートを敷いて、ピンで留めて剥がれないようになっていれば、地面の湿気は抑えられますので、そういう対処をすることもあります。
今の家の現状によって、床下の湿気対策のやり方が変わりますので、そういうところをしっかりと確認して欲しいと思います。
今回のお題は、「床下の湿気対策」についてでした。
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以上、住まいづくりの達人、大沼でした。
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