こんにちは。プロフィール株式会社の浅見です。
こちらのルームでは、住宅業界の皆様にとって有益なLINE活用の方法やデジタルマーケティングのポイントやコツについて、お伝えしていきます。
今回は工務店集客にTikTokを導入する方法や運用のコツをお伝えしたいと思います。
TikTokは工務店集客に向いているの?
TikTokのユーザーには、住宅の1次取得層である30代前後の層も多い。
TikTokを利用している設計事務所や地域工務店はまだ少ないので、ブルーオーシャンなのです。TikTokで集めたフォロワーを既存のInstagramアカウント・LINE公式アカウントに誘導して相乗効果を得ることも期待している。
出始めの頃は若い人を中心に「バズる動画」が多く視聴されていましたが、最近ではノウハウ系の短尺動画やお役立ちコンテンツなど内容がしっかりと作り込まれた動画も多くなっています。
工務店がTikTokを運用するべき理由
①情報収集するときにSNSを利用する人が多い
②テキストや静止画より多くの情報を伝えられる
③他社との差別化を図れる
工務店の場合、完成見学会やモデルハウス、イベントなどの事前案内や見どころなどを短尺動画で告知するだけでも十分効果が見込めます。
成功している工務店はルームツアーなどTikTokの特性を上手く利用して活用しています。
TikTokを運用するメリット
次に動画を投稿することで得られるメリットについてそれぞれみていきましょう。
メリット①:低コストで動画を作成できる
最大の特徴が手軽に撮影して投稿までスマートフォン一つでできることです。
これは外注コストがいらないことや、15秒〜3分の短尺の動画なので、撮影時間も短くて済むなど投稿する側にとって負担があまりかからないことがメリットです。
これから動画マーケティングを始める方でも入門編として活用できます。
また、ユーザーにとっても隙間時間で情報収集できるツールとして反応が良いため、コンパクトに役立つ動画を量産できるようになると、フォロワーが伸びるチャンスが大いにあります。
メリット②:フォロワーがいなくても視聴される
動画を投稿後、フォロワーがいなくても一定回数は視聴されるような設計になっています。
なぜならTikTokのアプリを開くと動画が自動で再生がされるので、ある程度の再生回数が見込まれるかたちとなります。
ユーザーは短尺の動画をどんどん見ていくので、今まで接点のなかったユーザーが工務店の動画を閲覧してくれる可能性は他のSNSよりも高くなります。
おすすめ動画、トレンドに掲載されると閲覧数も跳ね上がります。
これはインスタグラムやYouTubeにはない、新規参入者にとっては嬉しい仕様です。
メリット③:公式サイトや他のSNSへの誘導がしやすい
TikTokはほかのプラットフォームに比べてユーザー参加率が高い傾向があります。
TikTokのプロフィール欄やコメント欄、動画内などにほかの集客媒体への導線を準備しておくことで、集客しやすくなります。
短尺動画はユーザーを惹きつける役目として活用し、他のSNSや自社WEBサイトへ誘導することで結果的に集客に繋げます。
集客導線をきちんと確保しておけば、他の集客媒体に移動させられる可能性は高いと考えられます。
メリット④:広告への嫌悪感が少ない
一般的なSNSプラットフォームでは、広告に対する嫌悪感や不満の声が上がることもありますが、TikTokではそのような動きは少ないと言われています。
その差は、TikTokのエンターテイメント重視の方針にあります。
TikTokはエンターテイメントが重要な役割を果たし、広告もその楽しみの一部として受け入れられています。
特に主婦層をターゲットにした、生活アイデア動画などをモデルハウスなどで撮影し投稿することで、そこからモデルハウスの認知→集客につながる可能性があり、表示がされ続ける限り、認知/集客装置として機能し続けるので、ブランディングにも繋がります。
TikTokを運用するコツ
様々な集客メリットのあるTikTokを、今から導入するための最低限必要な手順をポイントを踏まえながら解説していきます。
・ビジネスアカウントの開設
一般的にSNSには個人として運用する「個人アカウント」、企業が宣伝のために運用する「ビジネスアカウント」の2種類が存在します。
TikTokにおいても2種類のタイプのアカウントが存在しており、工務店が集客に活用するのであればビジネスアカウントを開設することをオススメします。
アカウントを開設したら、マイページの右上にある「…」をタップし、アカウント管理内の「プロアカウントに切り替える」オプションから「ビジネス」を選択します。
・最初の1~2秒を意識して動画を作成する
TikTokのはYouTubeのようにサムネイルで視聴する動画を選ぶのではなく、ユーザーが最初から動画を視聴することが多いです。
スワイプすることで視聴する動画を簡単に変更できるので、興味がないと思われるとすぐに飛ばされてしまいます。
このようなことを考慮すると動画開始の1~2秒でいかに動画を見続けようと思わせるかが重要になります。逆にこの1~2秒を乗り越えれば、動画自体は短いので最後まで見続けてもらえる可能性が高くなります。
また、工務店の使い方の参考として以下のような動画の尺ごとに使い分けると良いでしょう。
- 15秒→モデルハウスやROOMツアー、見学会や展示場の内容
- 60秒→お役立ちコンテンツ(家事ラク・収納ノウハウ系など)
- 3分→お客様インタビュー、家づくりセミナーの説明など
最終的には別のSNSや自社WEBサイトへ誘導できるような導線作りが重要となります。
・ハッシュタグの設定
TikTokは、Instagramと同様にハッシュタグ機能があります。
また、ハッシュタグ検索も可能なので、検索経由でのユーザーを増やすためにハッシュタグはきちんとつけておく必要があります。
ハッシュタグは検索画面から「検索候補」として確認ができますので、無理のない範囲で取り入れられるものは積極的に入れていくようにすると良いでしょう。
「#工務店」「#マイホーム」「#施工事例」「#ルームツアー」など大きなキーワードを入れて、地域名や工務店名、後は内容に応じて「#見学会」のようなといったように内容に関するキーワード、これらを合計で5~10個程度入れるのが良いと考えられます。
まとめ
いかがでしたか?
手軽にアカウント開設から設定、投稿までできるのが魅力であり、多くのユーザー獲得に成功している事例も多くでてきています。
TikTokとWEBマーケティングを活用して、ビジネスを新たな段階に進めていきましょう。