「外出自粛」と「在宅勤務」が引き起こす影響と未来予測

2020/04/2302:224280人が見ました

こんにちは
ネクストプラスの戸谷です。

この連載では「中小工務店が自社ブランディングを確立して、行列のできる工務店になる方法」についてお伝えしています。

さて先月の記事「アフターコロナの世界におけるブランディング戦略の検討」が大きな反響をいただき、チカラボで最もアクセスを集めた記事になりました(2020418日時点)。https://chikalab.net/articles/485

そのときはどこかまだ楽観的な雰囲気もあり、数か月で収束し元の生活に戻れるかもしれないと漠然と思っていましたが、どうやら二度と元の世界に戻れることはなさそうです。ただ冷静に考えれば(世界が変わったというよりは)10年単位で徐々に変わるはずだった未来が突然目の前に現れて、いまだに対応しきれていないだけなのかもしれません。



例えば在宅ワークやWeb会議、労働時間の短縮やベーシックインカム(お金を配る意味)などは、以前から予測されていたことでした。ただこんなに突然に、そして強制的に変化する(ウイルスによってさせられる)とは誰も予測できませんでした。


今月はコロナによって引き起こされている問題の中でも、住宅に影響が大きい「外出自粛」と「在宅勤務」について考えていきます。

※今回の情報も、エリアによって全く違うかもしれません。そして来月にはまた違う状況になっている可能性もあるので、その点はご了承ください。


【目次】

1:外出自粛による暮らし方への影響と未来予測

2:在宅勤務による住まいへの影響と未来予測

3:まとめ


【1:外出自粛による暮らし方への影響と未来予測】

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11日、政府は繁華街への外出自粛要請を全国に拡大しました。現時点では5月6日までとなっていますが、日々感染者が増え続けている今、本当に連休明けに解除されるのか、動向は不透明です。

都市部ではすでに1か月近く外出自粛が続いています。その間に家での過ごし方には様々な変化が出てきました。


■料理

外出自粛と小中学校の春休みと休校要請が重なり、家で家族みんなが揃って食事する機会が増えています。さらに暇な時間が増えたこともあり、料理にこだわる人や新たに取り組む人が増えています。

共働き世帯が増え、忙しいなかキッチンに求められてきたのは「時短」「ラクチン」といった機能面の便利さでした。しかしこれからは料理をすること自体の「楽しさ」や「こだわり」、家族で料理する「コミュニケーション」が求められるトレンドに向かうかもしれません。


■家族団らん

「コロナ離婚」というキーワードがメディアを騒がせました。長時間自宅で一緒に過ごすようになり、お互いストレスがたまり離婚につながることを表現しています。ストレスの原因で挙げられるのが家事・子育て・危機管理(手洗いうがいをしないなど)です。

一方で仲の良い家族もこれまでは週末に外出してまとめてコミュニケーションをとっていたのが、平日も家の中で一緒に過ごすようになり、頻度も時間も大きく変わりました。

家の中は狭くやれることも限られるため、ベランダや庭で楽しむ人も増えてきているようです。これからはアウトドアブランドのスノーピークが提案する「アーバンアウトドア」のように屋内外の空間に新しい価値を与える思想やコンセプトにさらなる賛同が集まりそうです。



※アーバンアウトドア:自分と家族の時間を大切にしたい人の、新しい選択肢として「野遊びできる家」をテーマにした提案です。例えば、外で使うためにつくられたキャンプ道具を家の中でも上手に使いこなすような暮らし方を実現する提案です。


■リモートワーク

家の中での過ごし方で一番大きな変化はリモートワークかもしれません。

これまでも家で作業することはあったかもしれませんが、打ち合わせを自宅でおこなうことを想定していた人はほとんどいなかったはずです。よくてリビングや階段ホールに設けたスタディーコーナーですが、音と背景(バーチャル背景という手もありますが…)の問題があり十分とは言えません。

今後の不況を予測して経費削減の一環で、オフィスの縮小や廃止をし始めた会社も出てきています。つまりこれからは自宅で会議することが前提で仕事用の個室へのニーズが高まると思います。その際に住宅に影響しそうなのがデバイスの変化です。


■スマホか?タブレットか?パソコンか?問題

この10年、スマホを中心に世界は動いてきました。自宅でもそれぞれが自分のスマホを使ってYouTubeSNSと繋がってきました。家で仕事をするにしても会社のノートバソコンを持ち帰って、空いているスペースでちょっと残業するくらいだったのでそれほど本格的なスペースは不要でした。



しかし家での作業が基本になると、小さい画面では仕事の効率が悪いことにストレスを感じ始めます。その結果、大きなディスプレイを置くスペースが必要になってきます。さらに2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されるので、今まで以上にパソコンの作業場所へのニーズは高まっていくと思われます。


【2:在宅勤務による住まいへの影響と未来予測】

在宅勤務が主流になると、通勤を考えなくてよいので駅近である必要もなくなります。それどころか都市部は3密な状況なので、郊外へ向かう人が増えるかもしれません。さらに先の未来、自動運転が普及するころには高速道路のインターチェンジの近くが人気になる可能性だってあります。

つまり場所よりも建物(土地)の広さを求める人が増えるはずです。これだけ家で過ごす時間が長くなり、一日中仕事をするスペースが必要になるからです。広い庭を希望する人も今以上に出てくると思います。



これまでなら駅近の30坪を切る敷地に20坪代の家を建てていた層が、郊外の40坪を超える敷地に庭付き一戸建てを検討するようになるかもしれません。その時にはコロナ後の新しいライフスタイルや暮らし方への潜在ニーズを感じ取って提案できるかがポイントになるでしょう。


【3:まとめ】

今回お伝えした内容は、遅かれ早かれ営業の現場で徐々に把握できることだと思います。しかし経営者や営業・マーケティング責任者はそれでは遅すぎます。みんなが気づいてから準備していては間に合いません。

変化が顕在化する前から未来を想像して、モデルハウスや規格住宅のコンセプトなどでいち早く打ち出し、お客様の共感を獲得することが、今回のコロナのような突然の非連続な変化が起こる時代の生き残り戦略になります。


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