実録!コロナ関連の民間金融機関の融資について②(5月1日現在)

2020/05/0113:041502人が見ました

心楽パートナー株式会社、キャッシュフローコーチの出口経尊です。

前回に引き続き、コロナ関連の民間金融機関の融資についてお伝えします。

前回の記事はこちら(5月1日現在で閲覧者2000人超)
https://chikalab.net/articles/510

予定通り、2020年5月1日から民間金融機関の融資条件が変更されることになりました。

今回も顧問先と弊社で利用する民間金融機関の『無利子無保証料』の融資についてお伝えします。

 

市区町村に提出する認定申請書のおさらい

前回の記事で少し触れた認定申請書の記入方法についてお伝えします。

予め算出方法を知っておけば、申請にどんな数字が必要か把握できます。

尚、リアルな実例により、他では知れない情報をできるだけお伝えしたいと思っていますので、個人差が生じる場合がありますが予めご了承ください。

 

【対象になる融資の種類】

名称:セーフティネット4号

最近1か月の売上高が前年同月比▲20%以上減少
保証割合100%
無利子(当初3年間)、無保証料(連帯保証人有り)
融資額3000万円まで
据置期間5年まで
返済期間10年まで

※売上高15%以上減少の『危機関連保証』も無利子無保証料の対象です。
※売上高20%以上減少だと日本政策金融公庫の『新型コロナウイルス感染症特別貸付』の
 特別利子補給制度(実質無利子)も対象になります。
※民間金融機関の場合、利子の立替払いは不要です。
※無利子無保証料に拘らなければ、幅広く利用できる融資があります。

 

【算出方法】

まず、対象となる最近1か月の売上高とは、認定申請書(図1)を作成する月日の約1か月前が対象の目安となります。

 例.5月上旬作成なら3月分、5月下旬なら4月分で、2月3月分は難しい。(現場の生の声より)

顧問先では3月分を申請するために、念のため昨日の4月30日に銀行(民間金融機関)を訪問しました。

 

認定申請書
図1.認定申請書(赤枠は作成日)

 

認定申請書(図1)の計算式を元に、下記の売上高状況表(図2)の数値も記入できます。

 

売上高状況表
図2.売上高状況表(4号)

 

売上高状況表(図2)にある6箇所の記入枠について説明します。

① A:災害時の発生における最近1か月間の売上高等
対象月と売上高を記入(例.3月、70万円)

② B:Aの期間に対応する前年1か月間の売上高等
前年同月の売上高を記入(例.100万円)

③ C:Aの期間後2か月間の見込み売上高等
対象月と売上高を記入(例.4月と5月、150万円)

④ D:Cの期間に対する前年の2か月間の売上高等
前年同月月の売上高を記入(例.200万円)

⑤ 最近1か月間の売上高等減少率(%)
(B-A)÷B×100 (例.30.0%)

⑥ 最近3か月間の売上高等の実績見込み減少率(%)
{(B+D)-(A+C)}÷(B+D)×100 (例.26.7%)

 

ぜひ、自社の数値を当てはめて、売上高が20%以上減少しているか事前に算出してみてください。

その他、直近の試算表や履歴事項全部証明書など、事前準備が必要な書類については、民間金融機関にお尋ねください。

 

借入金額を決める

信用保証協会に申請する3つの書類についてご案内します。

①信用保証委託契約書(連帯保証人、借入金額)
②信用保証委託申込書(特別なことはない)
③個人情報の取扱いに関する同意書(特別なことはない)

判断に迷うのは、①信用保証委託契約書(図3)くらいでしょうか。

 

信用保証委託契約書
図3.信用保証委託契約書

 

連帯保証人の欄には弊社の代表者(私)の名前で記入しましたが、何となく気が重たくなる瞬間です。

ちなみに、保証人無しは保証料0.2%を支払えば可能なようですが、あくまで口答ベースでネット検索では確認できませんでした。(現場の生の声より)

また、保証人の有無で融資額の上限に違いが出るかは分かりませんでした。

 

借入金額の目安

借入金額の目安は『(固定費+返済)×12か月』だとすれば、仮に1年間の売上がゼロでも資金の心配はありません。

コロナの収束がはっきり見えないので、念のため12か月分を推奨しています。

【借入金額の基準の算出方法はこちら】
https://chikalab.net/articles/506

おそらく審査は通常より条件が緩く、多めに借入できる可能性があります。

そういうわけで、念のため弊社は想定より多く借入金額を記入しました。

顧問先は、最大枠の3000万円で申請する予定です。

通らなかった場合は再度書類の記入が必要ですが、可能な借入金額は後から提示してもらえます。

これは、自社の評価を知る機会とも言えます。

 

返済スケジュールや4年目以降の金利など

返済スケジュールは、3年据置、4年目から7年かけて返済する予定です。

資金繰りに問題なければ、3年後に全額返済するつもりですが、一括返済のペナルティは無いとのことです。(現場の生の声より)

4年目以降の金利については、都道府県によって差があるようで、香川県だと1%以内です。

今後、5月1日に申し込んでから何日で融資が実行されるか計測して、機会があればチカラボの記事で報告したいと思います。

民間金融機関との関係性によっては行員さんが、公庫の書類作成もサポートしてくれる場合があるようです。(現場の生の声より)

実際、顧問先の申請書類の作成は依頼できることになりました。

 

的確な行動は現状把握から

今回の顧問先も毎月の試算表が翌月20日までには出る体制になっています。

先日、定期訪問でお伺いした際、前年同月との売上減少に気付き、財務状況は良いのですが、万一の備えで融資を申し込む運びとなりました。

公共工事も手掛けているので、事前に借入した場合の経営審査のシミュレーションを行ってもらい、若干減点になりますが、入札に影響が無いのが分かり安心しました。

また、日頃から現場ごと、部門ごとの売上や粗利も集計できる体制になっており、根拠ある年間目標に対して進捗状況や受注残を毎月確認しながら、営業戦略等の軌道修正を行っています。

根拠ある売上目標

 

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