[第3回] 広報の必要な工務店の話をします

2020/07/2812:19236人が見ました

長野県、サンプロの小松です。

工務店にとって広報とは?というテーマでお送りしている連載は、今回が第3 回目。

これって何の話?という方は、1 本目と2 本目も是非ご覧になってくださいね!

[第1回]広報担当って何するの?広告と違うの?工務店にも必要なの?

[第2回]工務店の仕事は「人」ありき。だからこそ、特に広報が必要な業界です

 

セルフブランドが企業ブランドの変わりになるケースもある

さて、ここまでの2回分で広報の必要性を説明してきたわけですが、実は少人数の組織においては、個人の性格・セルフブランドでファンを惹きつけることができている場合、もしかすると広報セクションは必要ないかもしれません。魅力的な社長さんや社員さんがいて、「私はこういう人間ですよ」というコミュニケーションが上手なとき、それは自然に広報活動ができていることになるんですね。

でも、会社の人数が1020 人になってきたとき、そうも言ってられない状況になってきます。社長さん=会社、魅力的なあの社員=会社という図式ではその会社を語り切れないシーンが多くなってくるのです。

 

企業の拡大過程でセルフブランドだけでは限界がくる

それでも、本当にものすごーく強い個性をもった社長さんがいらっしゃれば、まだ会社を引っ張っていけるんですが、会社を拡大していくためには、個人の魅力=セルフブランドが企業広報につながらないときがきます。

そのタイミングこそ「広報」を深く考えていくタイミング。自分たちは「こういう会社なんだよ(企業ブランド)」を定義し、それを広く伝えていくこと。信頼や共感を訴求すること。そうすることで、しっかりと人が集まってくる企業になっていくのです。ちなみにこのコロナ禍においても、この「企業ブランド」の存在が有効的な差別化の手段になっていると感じています。

 

社長の名前よりも、会社の名前を覚えてもらうことで企業は大きくなれる

例えば私が広報責任者をやっているサンプロという企業では、当初は代表の青栁弘昭という個人のブランドに人が集まっていました。私自身も、個人的に青栁という人間に惚れてサンプロに常任した一人です。しかし青栁もスーパーマンではないですから、組織が4050 人となってくると、自分の求心力だけでは組織を維持・拡大できなくなってくるわけです。

そこで青栁は当時、青栁個人のセルフブランドから、企業ブランドの構築へと戦術をシフトしたんですね。個人へ注がれていた人々の目線を、会社そのものへ注がれるように意図的に変えたわけです。

このタイミングでサンプロは広報セクションをつくったわけですけども、それ以降の広報戦術がうまくいき、今、サンプロは非常に調子のいい場所まで登ってこれたところです。

広報は社員の「採用」にも大きく影響する

もしサンプロに広報の視点がなかったら「自分たちがどういう会社なのか」を世の中に訴求できず、社員が集まってこない状況になっていたと思います。それでは売上につながりませんし、ただでさえ集まらない若者も集まってきません。(私は、若者がいない会社には基本的に未来はないと考えています。未来は若者がつくりますから、若手が入ってきたいと思う会社の未来こそが明るいと思っています)

実はサンプロは、今まで何度もリブランディングをしているのですが、最新のリブランディングが2017 年の9 月でした。このときの社員数は70 人弱で、2020 4 月には140 人に届いています。また現在、年間の中途採用だけで6001000 人ほどのエントリーをいただける会社になったひとつの理由が「広報」であったことは、弊社のブランドプロデューサーの立場として自信を持って言えることです。

 

さて次回は、いよいよ「工務店における広報」のまとめ。そしてさらに、その一歩先で具体的にどう対策していくべきかについてまで話を進めていきたいと思います。

 

【第3回のまとめ】広報は、人々の目線を「会社そのもの」へと意図的に変える手段。持続的な成長を目指すなら「こういう会社です」を伝えよう

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