クラフトバンク総研の高木です。
「忙しいです。コロナの影響なんて無いですよ」
「コロナで仕事が無くて大変で…」
弊社には日々、こういった真逆の問い合わせがあります。
本記事は上記のように、コロナ後の建設業の"バラバラ"な動向をデータに基づき検証するシリーズの第二回です。
前回記事 “バラバラ”業績を読み解く~(2020年10月版)もぜひ参考にしてください。
(前回記事はコチラ)
今回は、全国2万社が登録する建設工事のマッチングプラットフォーム「クラフトバンク」 のデータから、工種別のコロナ後の動向を分析し、より具体的に建設業の生き残り策を考えます。
塗装は減、設備は増、内装は横ばい
クラフトバンクの2019年10月~2020年3月までを「コロナ前」、2020年4月~9月までを「コロナ後」として、掲載案件の工種別比率を比較分析しました。
それが以下の通りです。
コロナ後、足場・塗装・大工などの外装関係の掲載数は減った一方で、電気・通信・空調・給排水などの設備関係は掲載数が増加しています。
設備工事は、電気、空調、給排水とも掲載数が増加していますが、突出して増加しているのがLAN工事、基地局工事などの「通信工事」で、コロナ前の3倍に増加しています。
逆に、コロナ前掲載数の多かったマンションや戸建て住宅の外壁塗装工事に関連する「塗装」「足場」の掲載数は減っています。
前回の記事同様、コロナによって「すべて悪くなっている」わけではなく、「プラスとマイナスが混在している」ことが分かります。
現状を踏まえた元請、工事会社それぞれの対策等、より詳細は弊社リンクも是非ご確認ください。
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