第11回:職人・協力業者は良い家づくりのパートナー

2022/03/3011:0247人が見ました

 良品質施工をする場合に不可欠なことが、職人・協力業者のパートナー化です。どんなに素晴らし設計図ができても、また優秀な現場監督がいても、良い住宅が出来るわけではありません。そこには、優れた職人・協力業者が必要なのです。住宅業界は、職人・協力業者がパートナーとして存在することで成り立つものです。工務店・ビルダーにとって、職人・協力業者は社員ではないがトータル機能で欠くべからずの機能であり、機能分担であり、重要なパートナーであることを忘れてはいけません。単なる元請け・下請けの関係ではないのです。

 

工務店と職人・協力業者の関係はお金だけではなく、志を同じくするCS実現共同体です。お客様の家づくりに対し全身全霊で対応し、この真剣な住まいづくりの行動が評価され、お客様の紹介やご近所の方からの受注につなげることが出来るのです。この結果、業績が順調になり、利益を得ることができ、さらにお客様の感動と紹介の輪が広がっていく善の循環になるのです。

 

 もし、マナーが悪い職人・協力業者がいたら、近隣の方はどう思うでしょうか? 「〇〇工務店は良くないね」と思うはずです。「△△の業者」ではなく、工務店・ビルダーの評価になります。するとその現場のお施主様はどう思うでしょう? 近隣の方に対し、肩身の狭い思いをすることになります。現場で働く方全員が、お施主様と近隣との橋渡しになるのです。

 

 このように、工務店と職人・協力業者はCS実現共同体であり、利益実現共同体であり、工務店を中心にして職人・協力業者の双方向コミュニケーションによる円運動が本来の形となります。協働はそれぞれが別個に勝手な行動をするのではなく、それぞれの立場で同じ考え方(理念)に基づき、同じ方針で同じ目的に向かって、協力して働く行動をいいます。工務店の営業・設計・工事の社員も、職人も、協力業者も同じベクトル(合力)でCS実現をはかるのです。

 

 この協働・共感・共有のチームができて初めて、良い家づくりができるのです。本物のチームができれば、良品質ができます。それはお互いが同じ理念を持ち、良識を持って参画しており、責任を持って施工するからです。パートナー化の職人・協力業者は信頼のチームであり、自主・連帯と自己責任が明確なチームとなります。

 

 工務店は住まいづくりの思想・哲学をしっかりと語り、これに賛同してくれる職人・協力業者を選ぶ、職人・協力業者も共に歩むのに信ずるに値する工務店・ビルダーかどうかを厳しく選択しなければならないのです。この選択にお互い妥協はいりません。しかし、一旦選択しチームに合流したならば、全力で理念実現のために合目的の活動をしなければなりません。

 

 パートナーに参画する職人・協力業者が守るべきことは、以下の点です。

CS・利益・運命共同体意識

本当に喜ばれる家づくりを目指す

工事三大条件(現場きれい、工期厳守、残手直し工事ゼロの引き渡し)を遵守し正しい施工をおこなう

自主検査-責任施工の徹底

好印象マナーで近隣配慮

何かがあればスピード対応

チーム行事に積極参加

 

パートナー化が進化したチームが出来上がれば、負けることはありません。これからの住宅市場を考えると、真のパートナー組織ができるように努力する価値はあります。どこから始めるか? 現場きれいから始めたらいかがですか? そして、チーム力でお客様に信頼される住宅会社になってください。現場監督の役割は、とても重要です。

 

 

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