会社は急には変われない 変わらなければ存続しない:市場対応の組織改革と生産性向上

2024/07/0414:12509人が見ました

勝ち残りなのか、生き残りなのか。

 

縮小する市場で選択しなければならない時にどちらを選ぶかで大きく戦略は変わります。
要はハイリスクハイリターンかローリスクローリターンかの選択と言い換えても良いと思います。
今回はそのための会社の組織の変え方と生産性向上の話をしたいと思います。

 

会社は急に変われない

 

会社経営をしていくと分かるのは会社の営業方針や販管費や顧客のセグメントなどは急に変えられないという事です。
幸い市場も激変する事無くゆっくり変わっていくので急激な方向転換は必要無いのですが、逆に言うと市場がゆっくり変わっていくので方向転換しなくてもなんとなくやっていけてしまい、気がつくと、市場に合わない商品や会社組織になってしまってしまうと言う事が起こり得ると言う事です。

その時慌てて方向転換しようとしてもなかなか会社は変われない、変われないうちに業績が悪化して最悪廃業という事も起こり得ます。

 

そうならないように少しずつでも変えていく努力が必要なのですが、これが難しい。
ではどうすれば良いのか?

①将来どうなるのかを大まかにでも掴んでおく

②将来のマーケットに対して自分の会社の姿を設定する

③それに対して具体的な目標を設定する

④出来そうな目標から始めて行く

 

従業員の方たちは仕事に対して変化を嫌います。
これは人として普通の反応なので、変化を促すのはリーダーの勤めになります。
 

ですので、の将来どうなるのかは絶対、社長が把握する必要があるのです。
これは普通に本を読むことでわかるので、参考の本をご紹介しておきます。

参考本:未来の年表シリーズ・未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること

 
ここで言っておきたいのは「統計データは予測では無い」と言うことです。
予測や予想はハズレたり変わったりしますが、書き方で多少バイアスかかるような統計の出し方しているケースもありますが統計から見る将来の数字は必ず起こる事実(ファクト)なのです。

例えば30年後は30歳代の人口は30%減るのは事実でもう覆らない、なぜならこの10年の出生率見ればわかる事で何があっても起こります。 

今の住宅が売れなくなってきているのも景気云々では無く純粋に住宅を買う人口が減っているからです。

 

変わらなければ存続しない

 

好むと好まざるに関わらず、存続する為には変わる必要があります。
ではどうやって変わればいいのか、の将来の自分の会社の姿を設定する事です。

市場が何年後どうなるのかは統計データから大まかにわかります。その市場に合わせて会社の規模をどうするのか?
勝ち残る為に規模を拡大するのか、生き残る為に経費を節減して行くのか、その為に何をするのかと言う事です。

その為に何をするのかは拡大なのか縮小なのかで内容は変わりますが、共通でしなくてはいけない事は生産性向上とDX化になります。

生産性向上は簡単に言うと最小限の人数で利益を上げる組織を作る事と言えます。要は3人でやっていた仕事を2人ですると言うことです。
これとDX化は不可分の関係に有ると言えます。

工務店向けのCRMソフトのBPM(ビジネスプロセスマネージャ)と言うソフトを19年前から業界に提供していますが、そのソフトのプロモーションでいつも言うのがITツールDX化は現場の大工さんの電動工具だと。今時電動工具無しで現場は成立しないように今後ITツール無しで工務店の営業、監督業務は成立しなくなっていきます。
理由は簡単で生産性向上とは個々に仕事のスピードを上げ、少ない人数で高い売り上げを上げる事だと言えます。

前記したように3人でしていた仕事を2人でする為には情報共有仕事の簡素化平準化(その人でなければ出来ない仕事を無くす)事なのです。 
アナログ(今まで通り)でこれが出来るならITツールなど要らないのですが、私が過去お付き合いした方達で出来ている方は見た事がないので、やはりITツールは必須だと言い切れます。 

の目標設定する時に、

勝ち残る→(拡大)する方も

生き残る→(縮小)する方も

生産性向上のためのITツールの活用と社内への根付かす努力は始める必要があると思います。 
まず、の出来そうな事、社内のDXITツールの活用から始められたらいかがでしょうか?

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