未来を切り開く4つのスキル:成功の鍵を学ぶ

2024/12/2517:1083人が見ました

 

ビジネスにおいて必要なスキルは多岐にわたりますが、シンプルに4つのスキルに集約できます。それは「コミュニケーションスキル」「交友関係」「理数系能力」「体力」です。これらのスキルは、成功するために重要であり、個人としても組織としても実践可能です。

    コミュニケーションスキルは、相手との協力や交渉を成功させるために重要で、ノンバーバルコミュニケーションを学び、日々の行動や予定をチーム内で公開することで向上します。

    交友関係は、社会人ネットワーク(異業種交流会など)を通じて築くことができます。

    理数系能力は遺伝的な影響を受けるため難易度は高いですが、効率化や組織の仕組み作りで改善可能です。

    体力は日々の運動や食事管理で強化できます。

これらのスキルを意識的に高めることで、個人はプロフェッショナルとして成長し、人生をより良くするための基盤(ヒューマンキャピタル)を作ることができます。組織はより効率的で収益性の高い基盤を作れると思います。

要は読み書き算盤 友達、無事これ名馬、ですね。

私が昔輸入住宅の仕事をしていたころの話なのですが、昔アメリカの東海岸ニューヨークの郊外でエスタブリティッシュメント(アメリカの支配階級)の家のオープンハウス(豪邸)でそこのオーナーに人生の成功に必要なスキルについて聞いた話しが、自分的に腑に落ちたのでたとえ話としてお話しします。

要約すると、

金持ちの家庭の子供は多くが全寮制の学費の高い名門校に入れられる。

理由は

    全寮制の学校は必ず相部屋(2人〜4人)で、そこで協調性とコミニケーションスキルを身につける

    学費が高いのでそこに来る子供はお金持ちの子弟なので将来の人間関係が作れる

    全寮制学校は勉強もかなり厳しいので学力もつきやすい

    必ず運動の部活が必須なので体力も付く。

これで人生に必要なスキルを子供に身につけさせる事が出来るというわけです。
TVを見せないとかetcと色々あるのですが今回は割愛します。

これを読んでいる皆さんは社会人なので、今更関係無いと思われるかもしれませんが、充分参考になる話しなので、個人にも組織にも参考になる話しとして解説していきたいと思います。

 

結論から言うとこの中で①となら個人の努力と会社の組織改革でなんとかなるかな?と思っています。

②は社長が頑張るしかないかなと思いますし(ライオンズ、ローターリー、商工会議所、青年会議所、異業種交流会などは社会人の交友関係構築のために出来ています)

 ④の体力は私の範疇では無く日々の食事、運動etcで決まるものだと思いますのでトレーニングや食事はみなさんのお好みでされると良いかと思います。参照本:筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法

では①と③を解説します。

①コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルは極度の人見知りの方は難しいかとは思いますが、常識的な範囲で他人との会話が出来る方であればちょっとした気づきやセオリーを守る事で大きく改善出来るかと思いますので、簡単に改善できることからお話ししてきればと思います。 

③理数学能力
理数系能力は遺伝でほぼ9割決まってしまうと言われています。ですから社会人になってから頑張ってもなかなか能力的に向上しづらいと言われています。ただ、たまにいるギフテッド(天才)になる必要は全くなく仕事に必要な事さえそつなくこなせば良いわけなので、いくらでも方法は有ると思います。
参考本:
生まれが9割の世界をどう生きるか 遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋

一番効果的なのは組織としての効率の改善です。この話を読んでいただいている社長なら仕組みで個人のスキルが改善出来る事を多少なりとも経験されていると思いますのでそこを説明しようと思います。(会社の仕組みを整える、繰り返す、セオリー通りするetc

 

では順番に具体的にご説明します。

 

[コミュニケーションスキルの向上法]

コミュニケーションスキルの上げ方ですが、まず、前回お話ししたノンバーバルコミュニケーション(身振り手振りなどの言語以外のコミュニケーション方法)(マンウオッチング、デズモンドモリス)この本を読んで丸暗記するだけでかなり交渉力が上がります。出来る営業マンは経験値として本能的に知ってやっていますね。

では、ほかに簡単に出来る事ですが、
まず自分の仕事の内容、日々の行動を、事細かに社内で公開する事からスタートしてはいかがでしょうか?

要は、私はだれで、どういう立場で、今、何をしていてどこに行こうとしているのかをチームみんなで共有します。営業の方ならご存じとは思いますが顧客に自分の情報を開示するパーソナルシートみたいなもののリアルタイム版だと思っていただくとわかりやすいかと思います。

効果としては

・チームのみんなが事細かに情報を公開する

チームの仕事の中でのみんなのトラフィックや協業出来ることがわかるようになり、ここで気づき、アドバイス等でいろんなことで助かった事は多々あります。

・事細かに公開するために書きだす

書き出すことで、仕事の棚卸、段取り、時間予算のかけ方などが整理される。書くことはタスクの整理には一番良い方法だと思います。

ポイントは日報(結果)ではなく予定(段取り)の公開です。
これをアナログでやるのは無理なので私は自分でシステムを作りました(https://www.buildcrm.com/

 

[理数系能力の向上法―効率化や組織の仕組みを整える―]

次に理数学能力の整え方についてお話しします。
結論から言うと個人と組織に合った物に売るものを整えることです。
まず、御社の商品、この場合新築注文一戸建て住宅と定義しましょう。
次にそれが、顧客にも、従業員にも商品と認識される状態かどうかを検証します。

商品を定義すると、

1、自社の商品としてそれ単体でほかの商品と明らかに区別されていること

2、顧客にとってその商品がわかりやすく認知される状態であること

3、従業員がその商品を正しく理解できており、運用にあたり明確な指針が有ること

 

ここでのポイントは、プラン、コンセプト、仕様、金額を顧客に見える化する事。
運用ルールに可視化とルールのコンセプトを従業員周知することです。

往々にして注文住宅を商品化しても、顧客の多種多様な要望に振り回され、商品が商品で無くなってしまい、結局個人スキルに頼った営業、工事になってしまうケースが多々見受けられます。そうなっては元の木阿弥で商品としての価値が棄損していきます。

商品ですから、顧客にわかりやすくするために、範囲を明確に、ルールを可視化して、イレギュラーを減らすことで、商品が運用上も商品として機能することができます。
ここで初めて、従業員の方達の個々の能力に頼らないモノづくりになっていきます。FCVCの商品を買うのも一つの手ですが自社で作るのもありかと思います。知人のコンサルタントと話ししていますが、そんなに難しくは無いかと思います。

まとめると、

・社内で行動予定を出来るだけリアルタイムで事細かく公開しましょう
公開するために個人個人で仕事の棚卸をして、それを可視化しましょう。要はすべての仕事の段取りをしっかりして、それを社内で公開することです。 

・会社の商品をきちんと運用まで作りこみ、顧客にも従業員にもわかりやすく整えていく
個人スキルに頼らない仕事環境作りをしていきましょう。

 まずは社長から行動予定の公開する事をお勧めします。効果が1番目に見える形で出ますよ^_^
私も最初は抵抗がありましたがそこを上回る効果を実感してずっと続けています。

いつもお読みいただいただき、ありがとうございます。
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