住まいづくりの達人、一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。
テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。
今回のお題は、「地盤改良 液状化対策」についてです。
結論から言いますと、液状化現象を抑えるには、通常の地盤改良ではダメです。
この液状化現象について説明します。
これは地震が発生したときに起こる現象です。
よくあるのが、砂地で砂の粒同士がくっついていて、その間を水が満たして地盤を支えている場合、実際に地震が起きて地盤が揺れることによって、砂同士の結合が崩されて、砂の粒が水に浮いた状態になります。
その後、砂の粒が沈下して水と分離し、水が上の方に溜まります。
そうすると、上からの荷重が支えられなくなって、建物が斜めになったり、マンホールが浮き上がったり、電柱も斜めになったりします。
これが液状化現象です。
やはり、地盤の調査をおこなって、きちんと危険度の判定を行いましょう。
液状化現象が起こる可能性のある土地は、どうしても地盤改良が必要ですし、通常以上のコストがかかると思ってください。
土地から購入して新築する場合、一見安い土地でも、液状化現象の危険性があって、地盤改良に多額の費用が掛かってしまったというケースもあります。
ですので、土地を購入する前に、しっかりと地盤に関する調査を行った方がいいと思います。
地震が起きてこのような問題が起こっても、地盤改良というものは地震が起きていない平常時の保証しかありませんので、やはり民間の地震保険にも頼らなければなりません。
地震保険は結構高いので、それを考えるとやはり土地探しからしっかりと考えていかないと、後でお金がかかるということになります。
今回のお題は、「地盤改良 液状化対策」についてでした。
YouTubeで動画をアップしていますので、興味がありましたらチャンネル登録をお願いします。
以上、住まいづくりの達人、大沼でした。
コメントをもっと見るコメントをもっと見る