住まいづくりの達人、一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。
テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。
今回のお題は、「住まいの不満・不安」についてです。
家づくりを考える際、どんなところにこだわるかによって、工務店さんまたは住宅メーカーさんを選んでいくわけです。
実際には、この工務店さんや住宅メーカーさんを選んだ段階で家の性能というのがあらかた決まってきます。
つまり、その工務店さん住宅メーカーさんが得意なやりかたになってくるからです。
ですので、何が一番大事かというところをしっかり考えて、その後で自分が納得できるやり方をしている会社選びをして頂きたいと思います。
まず、住む前に家づくりでこだわった点は何かというと、表を見てもらうと分かる通り、1位はやはり価格です。やはり価格は一番気に掛けるところだと思います。
2位に間取りです。これも当然使い勝手を考えるというのは大事なところになるかと思います。
3位にデザイン、4位にやっと構造が出てきて、5位に設備、6位に性能がでてきます。
家を建てる前は、性能というところが下の順位になっています。
しかし、実際に建てて住んでみた後にとうなるかというと、不満・不便・不安のランキングで、1位は家が暑い、2位は家が寒い、3位は結露となります。
この3つが一番の問題になってくるわけです。
これは、実は昔から変わりません。暑い寒い結露する家というのが、出来上がってからの問題になっています。
これらはすべて性能から成り立っているものです。
断熱性能をしっかりとすることによって、実はこれらの問題を補うことができるわけです。
よく、戸建リノベーションの相談を受ける際、その理由を聞いてみると、2階が暑いので治したいという話になったりします。
これは、元々の家を建てる際、性能がしっかりしていないとなかなかなおりません。
断熱改修は、思ったより大掛かりな工事になったりします。
ですので、住んでみてから失敗したというようなことにならないように、住む前にしっかりと考えていただきたいと思います。
今回のお題は、「住まいの不満・不安」についてでした。
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以上、住まいづくりの達人、大沼でした。
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