M's構造設計、構造塾の佐藤実です。チカラボ版「伝え方&聞き方」講座の第6回です。今回説明するのは「ブランディング」です。
少し意外に感じるかもしれませんが、ブランディングは伝え方にも重要な要素となります。なぜならブランディングも以前お伝えした第一印象同様、その人が信用できるのか、信用できないのかを決める大切な要素になるからです。
自分自身、会社、商品のブランディングをしましょう!
例えば、同じような性能、同じような価格であれば、有名な方が売れます。これがブランディングです。さらに言えば、同じような性能でも、有名であればより高額でも売れます。これもブランディングです。
そして、ブランド力は説得力にもなります。
しかし、中身のないブランディングは長続きしません。また、実力や技術力があるからブランディングは不要と思うかもしれませんが、世の中そんなに甘くはありません。
実力や技術力があるならば、その実力、技術力を世に広めるためにブランディングしましょう!
セルフブランディングが必要
では、どのようにブランディングするのか。僕が行っているセルフブランディング方法を紹介します。
僕はよく、「建築系の新聞や雑誌に載っていますね」と言われます。実はちょっと違います。正確には、新聞や雑誌の載るようにアプローチしているのです。受け身ではないのです。
例えば、地震被害があると現地調査に行きます
↓
現地調査報告を新聞、雑誌の会社に送る
↓
記事が新聞、雑誌に載る(記者の知り合いができる)
↓
それを見た他の新聞、雑誌の記者から取材依頼(記者の知り合いができる)
↓
新聞、雑誌をみた方から、講演依頼
↓
講演の取材を新聞、雑誌の記者に連絡
このように、ことあるごとに新聞や雑誌の記者に連絡して掲載や取材の機会を増やします。
新聞や雑誌に名前が載り続けることで、ブランディングされていきます。
注意してほしいのは、新聞、雑誌に載ることは、広告とは違います。一般ユーザーには広告も効果があるとは思いますが、B to B(Business-to-Business:企業間取引)では、効果激減です。
次回は今回の続きで、ブランディング②としてSNSでの手法についてお話しします。