「ドイツの旅職人」 ユネスコ無形文化遺産 Vol.3

2020/11/0802:03324人が見ました
オンラインセミナー
ユネスコ無形文化遺産とSDGs Vol.4 「ドイツの旅職人」
11月23日(月) 20:00ー21:30
職人の国ドイツには、中世の頃から現代まで続いている「旅職人Walz」の制度があります。
1096日(3年と1日)間、写真にあるような伝統的な作業服を着て旅修行。期間中は故郷の50km圏内に入ってはいけない、移動は基本ヒッチハイクか徒歩、インターネットができる端末の所持は禁止等の厳格な規則があり、苦労の旅をして、腕を人間性を磨く素晴らしい伝統です。
写真は、昨年のちょうど今頃、「来年日本に旅修行に行きたいから相談に乗ってくれ」と私の自宅を訪問して来てた木大工と石彫刻職人です。
残念ながら彼らの今年の日本行きはコロナで無理になりましたが、ドイツでは毎年600人以上の職人が旅修行をしています。旅で視野を広げ、腕を磨き、人間性を豊かにした職人は、尊敬され、重宝されます。
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