[第4回] 等身大のブランディング

2021/03/2611:13150人が見ました

皆様お疲れ様です。

COMODO建築工房代表の飯田です。

過日、毎週火曜日に行われているチカラボのオープンキャンパスに登場させていただきましたが、ご覧いただけましたでしょうか。不慣れな操作により見苦しいところもございますが、まだの方はアーカイブをご覧いただけますと幸いです(※新建ハウジング/チカラボのYoutubeページで閲覧できます。コチラからどうぞ)

良くも悪くも素のままの、等身大の自分として表現させていただきましたが、誰しもに当てはまることではございませんし、それぞれが個性として、しかしながらこんな奴もいるのだとお見知り置きしていただければ幸いです。

さて、4回目は「ブランディング」についてお話をさせていただきます。

 

COMODOのブランディング履歴

 

まず弊社の履歴として、前身である「住空間設計LIVES」の際には自分でHPを立ち上げたり、チラシを作ったりと、素人ながら奮闘おりました。そして現在のCOMODO建築工房の立ち上げを機に、ご存知の方も多いかも知れませんが、憧れであった塚本浩史さん率いる工務店のブランディングを得意とする「アドブレイン」に託したのでした。

自身で手掛けていた経験もあってか、勘所と申しましょうか、建築を通して伝えたいこと、理想とする会社の将来像・目標など、現時点で語れるだけの想いを、お酒を酌み交わしながら語り合ったことを思い出します。ただただ想いを伝えるだけであえて、こう見せたいとか、この会社のこれを真似てとか、そのような指示は一切しておりません。私もプロの建築業に携わるものとして、まるで経験値の違う「その道のプロ」に対して口を出していいところ、ダメなところは弁えました。その代わりに人間性であったり、建築に対する情熱を理解していただくために時間を割いていただきました。

その甲斐あってか、塚本さんからご提案いただいたロゴやそのコンセプト、HP案など、一発目にてほぼほぼその方向性は確立しましたし、その後何年か依頼をさせていただきましたが、大きくズレたプロモーション案はなく、COMODOらしさ、わたくし飯田らしさを等身大で、そして身の丈で世に発信出来たのだと確信しております。現在はその期間に存分に学ばせていただき、よりCOMODO izmを発揮するため、再び自社でそれらを行っております。

 

資料請求を「減らす」ブランディング

 

現在COMODOのブランディングにおいて大切にしている点、および注意している点は「らしさ」を伝えること。

プロモーション方法によって大きくも小さくも見せることは可能となります。しかし、等身大で伝えなければ、それをあてにしていらっしゃったお客様に対して失礼極まりなく、誤解を招く結果しか及びません。それが無用な資料請求を生んでしまい、結ばれることのない面談とメールに時間を苛まれ、見学会では本当にただの見学で終わってしまう。我々は問い合わせや集客の数を競うのではなく、結ばれるお客様によって生まれる笑顔を糧にする仕事です。必要最低限で最大限の集客が出来れば結果は同じこと。どちらがよろしいですか?

ちなみに弊社の資料請求は23/月程度。見学会を行えば半数がOBの住まい手さんや同業者、その半分は見込みの方やご新規となり、数値的には自慢できるほどの数字では決してございません。しかしながら行列が出来るほどでないにせよ、1年先超の案件は常に抱えております。これが弊社の理想とするブランディングです。正直、問い合わせのない時はとうとう飽きられたか!?と焦る時もございます...苦笑。しかし建築には絶対の自信を持っておりますし、誇りを持ってやっておりますので、武士は食わねど高楊枝!的な精神でどうにか乗り切っているのが現状です。数を稼ぐのはどうにでもなるような気がしていて、そんなことはどうでもよく、お問い合わせいただいた方の中からどれだけ多くの確率でお客様になっていただくのかが本当の目的ですし、その確率が高いほど疲弊することなく建築に集中できます。

それを成し遂げられるのがブランディングの役目なのです。

 

等身大のブランディング

 

そうは言っても期待通りの、時にはそれ以上の建築と会社を発信しなければ、お客様には繋がらないと仰る方がいるのもよく分かります。しかしながら、もしうまいこと昇華したとして、その方の満足はいかほどでしょうか。以前お笑いの法則を伺ったことがあります。視聴者が次の“オチ”が予測できない展開よりも、「やっぱりな!」と落とし込んだ方が笑いは大きいと言います。ドリフなどがいい例でしょうね。「志村ぁ〜後ろぉ〜」的な笑! それと同じ心理状況が何にでも当てはまると思っていて、お客様は自分たちなりの答えをお持ちで、その答え合わせとして御社に問い合わせをされるのです。その時点で等身大とかけ離れていたらどうなってしまうでしょうか。言わずもがな、落胆により満足度は下がり、悪評があっという間に拡散する怖い世の中。あてはまる会社様も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

 

「自社を知り お客様を創る」

 

「御社の特徴をお聞かせください」この質問に明確に答えられる会社さんほど強いものはありません。強みも弱みも知った上での戦い方をご存知なのです。「COMODOLABO」(弊社のブランディング事業)では、初面談の際に様々な宿題を用意しております。SWOT(強み・弱み・機会・脅威)に始まり、現状のお客様と今後呼び込みたいお客様の理想像のヒアリング、競合他社、将来のビジネスプランなど多岐に渡ります。これらの作業なくして自社ブランドの確立はあり得ません。お忙しいとは存じますが、是非一度時間を作って取り組んでみてください。もしフォーマットが欲しい場合は弊社に問い合わせいただければ差し上げますので、何なりとお申し付けください。

 

COMODO★LABOの立ち上げ

 

先ほど出ましたが、弊社ではこの度、「COMODOLABO(コモド・ラボ)」というブランディング事業を開設いたしました。「工務店と建築の存在価値を 最適解で表現する 」をキーコンセプトに、「工務店の問題は 工務店で解決する」をテーマとした事業となります。私が今まで受けた恩恵を工務店業界へと寄与したい、その想いでの開設です。下記に弊社のコンセプトメイキングを紹介させていただきますので、興味がございましたらご一読くださいませ。またこれを機会に改めて自社を見直す機会となりましたらこれ幸いです。


HPは現在準備中につき、アウトライン化したイメージをご参照くださいませ。

今回は弊社がなぜ等身大のブランディングを行っているかをお伝えさせていただきました。

次回もよろしくお願いいたします。

 

 

工務店の問題は 工務店で解決する

「工務店の問題は工務店で解決する」をキーコンセプトに、今までCOMODO建築工房で培ってきた経験を工務店や店舗のプロデュースに活かすべく、COMODOLABOを立ち上げました。商業視点のみならず、COMODOだからこそ出来る、建築視点まで視野を広げたマーケティングを見直し、ブランディングやディレクション、イベントのお手伝い、設計補助、写真や動画作成、HP作成や販促物にいたるまで一隅にまで気を配り、デザインの力で企業の魅力や価値の最適解を演出いたします。御社の今あるオンリーワンの事業価値を最適化し、未来に掲げた目標を具現化するプロデュース業です。

 

そもそもブランディングってなに?

企業価値を最適化する。誇張ではなく身の丈。これが私にとってのブランディングであり、大切にしてきた事でもあります。そこから何が出来るか、したいのか。現状を把握し、可能性を模索するための準備とも言えるかもしれません。意に反したお客様をもてなすのはとても苦痛ですし、双方にとって得がありません。コーヒーで例えますと、ホットを求める方とアイスを求める方がいらっしゃいますが、双方の平均を取ってしまうと結果求められるのは、なんと「ぬるいコーヒ ー」になってしまいます。平均的顧客をターゲットにしてしまうと、見事「誰も求めていないもの」が 創造されます。顧客に選んで頂きたいのなら、大集団の平均を取らず、顧客層を具体的に細分化するということがブランディングに直結します。お客様がいらっしゃるから企業があるのではなく、提供したい商品やサービスによりお客様をご自身で創造するのです。ストレスなくお客様と向き合う、これがブランディングであると弊社は捉えております。

 

身の丈にあったブランディング

誇張したブランディングではいつかお客様にはバレます。まずは慎重にディレクションを 行います。御社の強みは弱みは脅威は現状を把握するため、直面している問題を定義し、理念(ビジョン・ミッション)を精査し、地場のマーケットを調査。最初は背伸びをせず、等身大の御社を最適解で表現します。それから身の丈にあった成長過程を導いていくのがブランディングと言えます。弊社はコンサルタント会社ではございませんので、売り上げを伸ばすことを目的とせず、御社が求めるお客様を呼び込む仕掛けを行います。それが結果的に企業の成長へと繋がると信じております。

会社を大きくするからお客様を増やすのではなく、お客様がいらっしゃるから会社を大きくするのです。

 

トータルバランス

さて、呼び込みたいお客様像に対して御社の商品やサービスは適しておりますでしょうか。高級ブティックとファストブランドでの対応はまるで違います。なんでもかんでも丁寧にもてなせばいいのではなく、あくまでお客様に合わせたサービスが不可欠となります。デザインで言えば、都会派には白と黒のような無彩色、自然派には緑や茶といったアースカラーをデザインに取り込みます。たったこの色使いの違いだけで無意識にお客様のリアクションは異なります。それらはHPSNS、言葉遣い、フォント、本棚に並ぶ本、制服など、事細かく多岐にわたったブランディングによってターゲット層をもてなします。しかし、清潔感だけはどのターゲット層にも絶対条件と言えるでしょう。

 

ターゲットに合わせたアプローチ

「トータルバランス」の項目でも挙げたように、ターゲットとなるお客様層に直接届くアプローチは行っておりますでしょうか。宣伝する際、例えば掲載する雑誌の紙質を大切にしております。例え無料の取材であったとしても、COMODOの指針に沿わない場合はお断りをするほどに拘ります。SNSでの宣伝では、キーワードを設定し、意中のお客様へダイレクトに届くように設定します。誰かれ構わずの集客ではなく、お付き合いしたいお客様のイメージ像を明確にし、それに適した媒体のチョイスが大切と言えます。ブランディングで構築した企業イメージを印象付けるアプローチを心掛けましょう。

しかしながら、お問い合わせなどの絶対数は減少致しますが、打率は確実に上がります。勇気を持って発信することが、ブランディングに求められる項目と言えるでしょう。

 

お客様は神様?

お客様は神様ではございません。むしろ弱者であると捉えております。

商品があり、サービスがあり、ご自身で出来ない対価として金銭が発生します。商売はストレスを感じながらするものでは決してございません。近江商人に学んだ、売り手良し・買い手良し・世間良しの「三方良し」こそ商売の基本です。売りたい人に売る、買いたい人から買う、結果それが世間を潤し豊かな社会を創造します。立場をイーブンにし、その上でおもてなしが出来る。企業を継続し、ヒエラルキーを保ち続けるためにも、ブランディングによるブランド構築は大切な項目と言えます。

 

社内のためにも役に立つ

企業はお客様の為だけではなく、そこで働く社員や取引先、そしてそれらの家族にまで及ぶほど 影響のある存在です。ブランディングによって創造したお客様が集まり、売り上げが上がることで 賃金が向上、満足した社内環境により離職率の低下、更にそんな企業に憧れを抱き入社を希望するものまで現れてくる。

どんなに優秀な経営者であっても、目標に向かって共に取り組んでくれる社員がいるからこそ企業は成立します。そんな企業に誇りを持って、モチベーションを保ちながら取り組んでいただくためにも、ブランディングは一役買うのです。

 

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