古民家とは

2019/08/0123:42415人が見ました

私たちは歴史的建築物である古民家を「持続可能な循環型建築」として捉え次世代に遺していく活動を行っています。

では、その古民家とはどういうものなのか?

建築基準法が制定されたのが1950年(昭和25年)。その後建てられた建物が「在来工法」、それ以前のものは「伝統的工法による建物(伝統工法)」となります。

この1950年を境に在来工法と伝統工法を分けますが、建築基準法が出来て間もない頃はまだ伝統工法の名残が抜けず、しばらくの間は伝統と在来が混在した形の建築が多かったようです。

日本には1300年もの歴史があり、しかも戦後間もない時に変えろと言われても直ぐに変えられるものではありません。そのような在来工法の建物を「古民家」と呼び、定義が「木造軸組工法で築50年以上の住宅」となっています。

国の「登録有形文化財」に指定される条件が築50年以上なので、それに合わせたのです。

在来工法と伝統工法は基本的に違います。その違いはまた次回に解説したいと思います。

 

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