第9回:現場の品質管理
現場でのクレームや対応の悪さをなくすには、きちんとした品質管理体制を築くことが大切になります。そのポイントは、確かな品質基準を確立したうえで実践する「品質検査」と「確認」となります。
住宅の品質は、基礎と躯体が重要です。従って、しっかりと地耐力があることを確認した地盤に、構造耐力上主要な部分である基礎、土台、柱、斜め材、壁、横架材、軸組、床組み(床板)、小屋組、屋根材について明確な品質基準を定め、確実な品質検査を実施して管理してください。これらを含め住宅工事の品質管理は、工事の進行に沿って行う工程別・工種別品質管理と検査が中心になりますが、それは図に示した18回が基本となります。
現場監督論 -現場監督以外も知っておくべき、現場監督の仕事ー